『サウスパーク』最新話、トランプとサタンの衝撃的な関係──注目エピソード徹底解説

『サウスパーク』シーズン27第4話が放送され、物語は誰も予想しなかった方向へと急展開した。本作ではドナルド・トランプ大統領世界に課した関税を風刺しつつ、サタンの登場によって“人類の終末”を示唆する驚きの展開が描かれる。
バターズと「ラブブ」騒動
物語の中心は、小学生バターズの恋心である。想いを寄せる少女レッドの誕生日プレゼントに人気ぬいぐるみ「ラブブ」を用意しようとするが、関税の影響で価格は一晩で85ドルから120ドルに高騰。入手困難になったラブブ人形は、少女たちの間で争いを生み、ついには奇妙な儀式や過激な行動にまで発展する。
「タリフ(関税)を払うと思うか? いやいや、払うのはお前たちだ」と語るシティ・ウォークの店主の台詞は、アメリカ国民に向けた鋭い風刺となっている。
トランプとサタンの関係が発覚
同時にメディアは重大ニュースを追っていた──それは「トランプとサタンが関係している」という爆弾スクープである。トランプは「ただ一緒に過ごしているだけ」と弁明するが、二人の関係は典型的な自己中心的な人物とその同調者の関係として描かれ、全世界にスキャンダルが広がる。
FOXニュースも風刺の標的となり、「トランプはサタンと本当に関係を持っているのか?」と繰り返し煽情的に問いかけ、視聴者の前で二人の関係を想像的に“実演”するという過激な描写も加えられた。
サタンの告白──「トランプの子を妊娠」
物語のクライマックスでは、サタンが人々に衝撃の真実を告白する。「自分はトランプの子を妊娠している」というのだ。この“悪魔的妊娠”が人類の終末を意味するのか、視聴者を不安と笑いの渦に巻き込む。FOXニュースの解説者は「悪魔の妊娠は普通と違う。これは“バットベイビー(Butt:お尻)”と呼ばれる」と皮肉たっぷりに語り、エピソードを締めくくった。
今後の放送予定
『サウスパーク』シーズン27第5話は、米国で9月17日午後10時より放送予定、日本での放送は未定。トランプとサタンの奇妙な関係が今後どのように展開していくのか、引き続き注目が集まる。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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