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「生成AIで映画制作」は浸透する?AI企業CEOが語る「実写映画に取って代わるつもりはない」

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「生成AIで映画制作」は浸透する?OpenArtのCEOが語る
OpenArtの生成AI「Director」を使用した映像制作の様子 写真:OpenArt
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生成AIによる創作プラットフォーム「OpenArt」の共同創業者兼CEOのココ・マオ氏が、米『ハリウッド・リポーター』主催のサミットに登壇。生成AIの未来や、映画業界での活用について語った。

マオ氏は、「AIツールの進化のスピードを考えると、実写映画のクオリティーに達するまではまだ時間を要する」との見解を示し、「生成AI業界は、生の実写映像と、AIによる拡張を組み合わせる方向に進んでいくだろう」と持論を展開した。

OpenArtは現在、プロンプトや脚本から映像の生成を目指す新たなツール「Director」を開発している。この生成AIツールでは、一度に最長5分の動画を生成でき、すでにSNSコンテンツを制作するデジタルクリエイターたちが利用しているという。

同社のAIでは「バイブ・ディレクティング(雰囲気演出)」と呼ばれるアプローチを採用している。これは、言葉で指示するだけで動画を制作できる“新たな演出手法”だ。ユーザーは、イメージしている映像をチャットでAIに伝えると、AIがその内容を映像として組み立てる。さらに会話形式でAIによるフィードバックを重ねながら、すべてのシーンやショットやイメージに合うように調整していく。

この手法は、コンテンツ制作のみならず、マーケティングや広告業界でも導入が進みつつある。「Director」は月間平均700万人のユーザーが利用しており、その多くがマーケティング・広告業界関係者だという。

マオ氏は、「マーケティング・広告業界には、収益を生み出すコンテンツを制作するためなら、喜んで対価を支払う人が多い」と語った。

一方で、映画・テレビ業界は、生成AIの導入にあまり積極的ではないという。マオ氏は、「映画・テレビ業界は、最も生成AIツールの導入が遅い業界だと感じている」と指摘する。

マオ氏によれば、同社のツールは主にプリビズ(撮影前に仮素材で制作されるCG映像)やポストプロダクションでの活用を想定しており、実写撮影に取って代わろうとしているわけではない。

「これまで多くの論争があったことや、生成AI市場が成熟するためには、さらなる時間が必要ということは理解している。ただ、特にプリプロダクションとポストプロダクションの分野では、導入が始まっていることを実感している」と、マオ氏は語った。

自主制作映画や、初めて長編映画に挑戦する監督の作品では、実際のセットを組む必要がない生成AIツールを活用するケースもある。一方で、プロの映画制作現場においては、「実写映像と生成AI映像を組み合わせたアプローチにとどまるだろう」との見方を示した。

「制作段階のすべてをオンラインに移行することが正しいとは思わない。人間の演技をAIで再現することは、まだ非常に難しい。個人的には、実写映像とAIをうまく組み合わせた形を見たいと思っている」と、マオ氏は述べた。

とはいえ、伝統的な映画制作を重視する層の間でも、意識の変化を感じているという。マオ氏は、この過渡期が「VFXが登場した頃に似ている」と例示し、「現在では、非常に多くのVFXアーティストが存在する」と指摘。VFXと同じように、生成AIツールも映画業界で浸透していく可能性が高いと説明した。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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