ヘンリー王子&メーガン妃、英国帰国後初の海外訪問へ──父親の疑惑報道後初の公の場に
ヘンリー王子とメーガン妃が、11月10日(現地時間)、ベルギーの首都ブリュッセルを訪問する。夫妻そろっての海外訪問は、今年8月に英国へ戻って以来初めて。SNSの有害な影響によって命を落とした子どもたちを追悼する記念碑の公開式典に出席し、デジタル空間における子どもの安全についてメッセージを発信する予定だ。また、メーガン妃の父トーマス・マークル氏をめぐる疑惑が報じられて以降、夫妻がそろって公の場に姿を見せるのも今回が初めてとなる。米『ピープル』が報じている。
ヘンリー王子&メーガン妃、ブリュッセルで子どものSNS被害に警鐘
ヘンリー王子とメーガン妃は11月10日、ブリュッセルで「ロスト・スクリーン・メモリアル(Lost Screen Memorial)」の公開式典に出席する。
この記念碑は、SNSの有害な影響によって命を落とした子どもたちを追悼するためのもの。2025年4月にニューヨークで初めて公開され、2026年5月にはメーガン妃がスイス・ジュネーブでの展示にも参加していた。
展示には50台のスマートフォンが使用され、それぞれの画面には、亡くなった子どもたちの生前の写真がロック画面として表示されている。写真は、ヘンリー王子夫妻が設立したアーチウェル財団の支援活動「Parents’ Network」に参加する親たちから提供されたものだ。
子どもたちがSNS上で受けた被害を可視化するとともに、子どもたちが安全にインターネットを利用できる環境の整備を社会に訴えることを目的としている。
夫妻はブリュッセルで基調講演も行い、子どもたちをデジタル空間の危険から守るため、実効性のある対策を講じる必要性を訴える予定だ。さらに、ヘンリー王子は「Beyond Promises: Building a Digital Future That Works for Children(約束を超えて:子どもたちのためのデジタル社会の構築)」と題したパネルディスカッションにも参加する。
「子どもたちは数字ではない」ヘンリー王子夫妻が訴えてきた問題
夫妻が子どものオンライン安全に取り組む背景には、SNSによる深刻な被害を受けた家族の存在がある。
2024年8月に設立された「Parents’ Network」は、SNSによる有害な影響を受けた子どもの家族を支援するネットワークだ。子どもが命に関わる被害に遭った家族や、精神的な問題を抱える子どもを支える家族などが参加している。今回の記念碑も、そうした家族の声を社会に届ける活動の一環となっている。
2025年4月、ニューヨークで記念碑を公開した際、ヘンリー王子は、亡くなった子どもたちについて「彼らは病気だったわけではありません。命を落とすことが避けられなかったわけでもありません」と語った。
さらに、子どもたちは誰もが接触する可能性のある有害なオンラインコンテンツにさらされ、その多くがそうしたコンテンツへと誘導されていたと指摘。「プラットフォーム側から見れば、彼らは単なる統計上の数字かもしれません。しかし、家族にとっては、かけがえのない大切な存在なのです」と訴えた。
メーガン妃も、ある父親の言葉を紹介。「ここに並ぶ写真は、失われた子どもたちの姿を伝えています。でも、救われることになる子どもたち全員の写真は、ここにはありません」と語り、被害を未然に防ぐための取り組みの重要性を強調した。
THR Japanでも、夫妻がSNS上の問題に取り組んできたことはこれまで報じられている。今年4月のオーストラリア訪問では、メーガン妃が自身も長年にわたりSNS上の誹謗中傷にさらされてきた経験を明かし、若者のデジタル環境を守る必要性を訴えていた。
英国帰国後初の海外共同訪問、父親をめぐる疑惑報道後の公の場に
今回のブリュッセル訪問は、夫妻にとって英国帰国後初めての海外共同訪問となる。
ヘンリー王子とメーガン妃は2026年8月、カリフォルニアを離れ、子どもたちのアーチー王子(7)とリリベット王女(5)とともに英国へ戻った。子どもたちも数週間後には現地の学校に通い始めている。
夫妻が英国帰国後、初めてそろって公の場に姿を見せたのは10月15日。ノッティンガムで複数の慈善団体を訪問した。その後は子どもたちの学校の休暇に合わせ、親しい家族や友人と過ごすなど、比較的落ち着いた時間を過ごしていたという。
一方、今回の訪問は、メーガン妃の父トーマス・マークル氏をめぐる一連の疑惑が報じられて以降、夫妻がそろって公の場に登場する初めての機会にもなる。
10月22日、英紙『ザ・サン』は、メーガン妃の異母兄トーマス・マークル・ジュニア氏が、フィリピン・セブ島にある父親の自宅で児童の性的虐待画像とされるものを発見したとして、警察とFBIに通報したと報じた。翌23日には、同紙がロンドン警視庁に送られた書簡の写しを入手したとして、トーマス・シニア氏による児童への性的虐待を告発する内容が記されていたと伝えた。また、書簡には、トーマス氏が子どもを虐待するためにフィリピンやタイへ渡航したことを認めたとする内容も含まれていたという。この書簡は、後にトーマス氏の元妻ロズリン・ラブレス氏が作成したものと明らかになっている。
メーガン妃は10月23日、米『ピープル』を通じて声明を発表。父親に関する疑惑について、警察に送られた書簡には「憂慮すべき、衝撃的な疑惑」が記されており、それらについて捜査が行われているとの説明を受けていたと明かした。
トーマス・シニア氏は、フィリピンで成人女性との性的関係に金銭を支払ったことは認めている一方、18歳未満の人物との性的関係や児童の性的虐待画像の所持については否定している。現時点で、今回の疑惑に関連して同氏が起訴された事実はない。
メーガン妃の友人は米『ピープル』に対し、妃の心境について「本当につらい状況です。彼女はひどく傷ついています」と語った。幼い子どもを育てる親として、被害に遭った子どもたちの存在も心に重くのしかかっており、トラウマになるほどの出来事だという。
一方で、疑惑が明るみに出たことについては、友人は「少し安堵している部分もある」と説明。適切な捜査が行われることを願っていると明かした。
子どもたちのデジタル上の安全を訴える今回の訪問。家族をめぐる問題にも注目が集まるなか、夫妻がブリュッセルでどのようなメッセージを発信するのか、関心が寄せられている。
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