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小島秀夫の新作ゲーム『PHYSINT』からPlayStationが撤退、XBOXで開発へ――マイクロソフトと映像プロジェクトも

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小島秀夫の新作ゲーム『PHYSINT』からPlayStationが撤退
小島秀夫 写真:MJ KIM
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ゲームクリエイターの小島秀夫が現在開発中のスパイ・アクションゲーム『PHYSINT』のパートナーが、ソニーのPlayStationからマイクロソフトのXBOXへ変更されることが明らかになった。9月10日(木)、XBOXおよびコジマプロダクションが発表した。

小島とPlayStationは長年にわたって協力関係を築いており、『デス・ストランディング(DEATH STRANDING)』シリーズでもタッグを組んできた。それだけに、『PHYSINT』のXBOXへの移行は大きな注目を集めている。

小島秀夫新作ゲーム『PHYSINT』、PlayStationからXBOXへ変更

発表によれば、PlayStation側が同プロジェクトからの撤退を決めたという。小島は自身のXで、「今年の6月中旬に、“制作中の「PHYSINT」のプロジェクトをキャンセルする”という通達が、突然、SIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)より届きました」と投稿した。

今回のプロジェクト撤退について、PlayStation側もXで声明を発表した。同社は「熟慮を重ねた結果、コジマプロダクションのプロジェクト『PHYSINT』から手を引くという苦渋の決断をしました」としつつ、「今後も小島氏、および同氏のスタジオとの緊密な協業を継続していけることを楽しみにしています」と述べ、コジマプロダクションとのパートナーシップが完全に終了したわけではないことを示唆した。

なお、PlayStationは今年7月、2028年発売の新作タイトルからゲームディスクの物理生産を終了する方針を発表し、ファンの間で議論が広がっている。

すでに、コジマプロダクションのホラーゲーム『OD』(発売日未定)がXBOXで展開されることが決定している。同作には、『ゲット・アウト』(2017年)や『NOPE/ノープ』(2022年)で知られる映画監督のジョーダン・ピールが参加する。

さらに、XBOXとコジマプロダクションのパートナーシップはゲーム分野にとどまらず、「映画・テレビ分野でも協業し、より幅広い層に新たな物語を届けていく」と発表された。

小島秀夫&XBOX、映画・映像化でも協業へ

小島側とXBOX側の協議は、XBOXの新CEOにアシャ・シャルマ氏が就任した今年前半からすでに進められていたという。この数ヵ月、小島とシャルマ氏は直接協議を重ね、クリエイティブ面での構想や、テレビ・映画分野でのIP展開を含めた協業の可能性について話し合ってきた。

シャルマ氏は、「クリエイターには、自らのアイデアをどこで、どのように形にするかを選ぶ自由があります」と語る。「コジマプロダクションが、XBOXとともに『PHYSINT』を手がけることを選んでくれたことを、大変光栄に思います。既存の枠組みを超えようと挑み続ける彼の意欲は、XBOXが支援したいと考えている創造性そのものです」

この新たなパートナーシップについて、小島は「私たちは『PHYSINT』の開発を進めていく中で、世界中のプレイヤーに向け、アクション・スパイアクションというジャンルを再定義しようと尽力しています」と語った。

小島秀夫の新作ゲーム『PHYSINT』
小島秀夫の新作ゲーム『PHYSINT』 写真:KojiPro2015/X

今回の発表は、XBOXをプレイする欧米の小島ファンを大いに沸かせるだろう。同時に、これまでXBOXにとって課題とされてきた日本をはじめとするアジア市場で、存在感を高めるきっかけとなりそうだ。

なお、XBOXとコジマプロダクションがどのような映像化プロジェクトを構想しているのか、具体的な詳細はまだ明らかになっていない。

『デス・ストランディング』『メタルギアソリッド』も映画化!小島秀夫の映像戦略とは

小島は近年、映画などのメディア展開を広げていく意欲を示している。『デス・ストランディング』はすでにA24による映画化が進められており、2027年の撮影開始を目指してプロジェクトが進行中だ。さらに、『メタルギアソリッド』も実写映画化プロジェクトが進行している。

小島は、ハリウッドの大手タレントエージェンシーWMEと契約した理由について、2024年の米『Variety』誌のインタビューで次のように語った。

「かつて、映画とゲームはまったく別の世界とされていました。アナログとデジタルのような関係で、油と水のように、うまく混ざり合っていなかったのです」

「しかし今では、映画もフィルムではなくデジタルカメラで撮影されるようになり、デジタル化が進んでいます。プリプロダクションもポストプロダクションもデジタルですし、配信もデジタルで行われます。映画業界の方々と話をしていても、以前より理解が深まっていると感じます。今では、ゲームエンジンで背景や環境を作る映画もあり、ゲーム業界と同じようにパフォーマンスキャプチャーも使われているなど、技術がほぼ同じになってきているのです」

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