「M:I デッドレコニング PART ONE」、23年実写初の10億円超えスタート

Tom Cruise in Mission: Impossible Dead Reckoning Part One from Paramount Pictures and Skydance.

トム・クルーズ主演の「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」が21日からの封切り3日間で観客動員69万1885人、興行収入10億6484万2820円を記録した。

全世界でのトリとなる形で全国874スクリーンで公開。18年の前作「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」(公開3日間8億6830万円、総興収47億2000万円)との対比で122.6%という大ヒットスタートとなった。IMAXなどでの先行上映を加えると動員69万8169人、興収10億8737万7420円に達している。

公開前にはクルーズの来日キャンペーンが予定されていたが、全米俳優組合(SAG-AFTRA)がストライキに入ったため中止に。興行への影響も懸念されたが、今年日本で公開された実写映画では初の初週10億円超え。昨年の「トップガン マーヴェリック」(公開3日間約11億6000万円、総興収137億2000万円)にも迫る勢いで、改めてクルーズ人気を証明した。夏休みに入り、今後どこまで数字を伸ばせるかが注目される。

なお、続編の「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART TWO」は、アクションなどの主要シーンは撮り終えているものの、いくつかのシーンが残されておりPART ONEの世界キャンペーンのため中断していた。だが、ストライキのため再開のめどは立っておらず、メジャースタジオ各社も大作の公開延期などを検討し始めており、PART TWOの来年6月28日の全米公開にも影響が出そうな状況だ。

また、宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」は2週目も好調で、23日までに動員232万1836人、興収36億2001万3000円を記録している。

取材/記事:The Hollywood Reporter 特派員 鈴⽊ 元

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