Netflix『終わらない週末』監督が“賛否両論”のラストを語る「考察してほしい」

『終わらない週末』より 写真: JOJO WHILDEN/NETFLIX

【本記事は、Netflix映画『終わらない週末』のネタバレを含みます。】

昨年12月の配信開始後、瞬く間にNetflixトップ10で1位になったサム・エスメイル監督最新作『終わらない週末』。その曖昧な結末が、賛否両論を巻き起こしている。

豪華俳優陣で贈る“終末スリラー”

同作は、ドラマ『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』を手掛けたエスメイルが放つ“終末スリラー”。原作は、2020年発売のルマーン・アラムの同名小説だ。

夫婦のアマンダ(ジュリア・ロバーツ)とクレイ(イーサン・ホーク)は、2人の子どもを連れてロングアイランドへ週末旅行に出かける。やがて、豪華なレンタル別荘に滞在する一家の元に、「街で停電が起こった」と主張する家主のG.H(マハーシャラ・アリ)と娘ルース(マイハラ)が現れる。

互いに不信感を募らせながらも、2組の家族は共同生活を開始。その間にも、外の世界は不気味に崩壊しかけていた。

原作と異なるラスト

監督自身が、「警告的な物語」と表現する本作。終盤には、煙と炎に包まれるニューヨークが映し出されるが、原因やその後に何が起きるかは謎のままだ。

そして物語は、アマンダとクレイの娘ローズが、近所の家の地下にあるシェルターで『フレンズ』を鑑賞するシーンで幕を閉じる。

一方で、原作はローズが家族の元へ戻る前に、シェルターから物資をかき集めるところで終わる。

「考察を繰り広げてほしい」

エスメイルは昨年11月、米『ハリウッド・リポーター』に対し、結末について「賛否両論を招くのは分かっていた」と告白。

「伝統的なディザスター映画では登場人物たちが災害を乗り越えて、世界が表面上の日常へと戻ることが期待されます。私は、そんな風にはしたくありませんでした」

「映画ファンとしては、何時間も話し合えるような内容だとワクワクします。なので、リスクは承知の上で、思考を刺激するようなラストにしたかった。そのおかげで、様々な考察が生まれていくのです」

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※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら

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