グレタ・トゥーンベリ、エド・シーランを名指しで批判 マックルモア降板で波紋広がる
環境活動家のグレタ・トゥーンベリが、エド・シーランの「ループ・ツアー(LOOP Tour)」をめぐる騒動について声明を発表した。ラッパーのマックルモアが残りの公演から外れたことをめぐり、シーランが自身の関与を否定した直後の発言で、グレタはシーランを名指しし、パレスチナ情勢をめぐる自身の見解を示した。米『ジャスト・ジャレッド』が報じている。
マックルモア降板をめぐり、グレタ・トゥーンベリがエド・シーランを批判
今回の騒動は、マックルモアがエド・シーランの「ループ・ツアー」の残りの公演から外れたことに端を発する。シーランはこれに先立ち、マックルモアの降板は自身の決定ではなく、プロモーターによる判断だったと説明。自身も解決策を見つけるため、この1週間取り組んできたと明かしていた。
その後、グレタ・トゥーンベリは「Humaniti Project」が公開した声明を通じて、シーランに向けたメッセージを発信した。
声明では、今回の出来事について、イスラエルによるパレスチナ人への対応をめぐって「双方に責任がある」とする姿勢を批判。さらに、パレスチナ情勢に対する世界的な意識が変化しているとの見解を示した。
「被害者はパレスチナの人々」と主張
声明の中でグレタは、シーランに対して「ここで被害を受けているのはパレスチナの人々だけだ」とする趣旨の主張を展開。
さらに、マックルモアへの連帯を示してツアーから離脱したアーティストや、チケットをキャンセルしたファンについても言及し、それぞれが自身の良心に従った選択をしていると主張した。
声明の最後には「イスラエルはジェノサイドを行っている。Free Palestine(パレスチナに自由を)」とのメッセージが記されている。なお、これらはグレタ側が発表した声明における主張である。
前座アーティストが相次いでツアー離脱
グレタの発言に先立ち、マックルモアへの連帯を示す形で、フィニアス、アーロン・ロウ、ルーカス・グラハム、アイルランドのバンド、ボエガが「ループ・ツアー」からの離脱を発表した。
マックルモアは公演中に「Free Palestine」と発言したことなどから、今回の騒動に巻き込まれることになった。エド・シーランは自身の声明で、マックルモアの降板について「プロモーターの決定」であり、自分自身の判断ではないと説明している。
シーランはまた、自身がパレスチナ情勢について個人的な意見を持っていることを明かしたうえで、コンサートは政治的な場ではなく、音楽を楽しみ、観客が一体感を共有する場であるべきだとの考えを示していた。
一方、今回のグレタの声明は、シーランによるこうした説明を受けて発信されたもの。マックルモアの降板をめぐる問題は、出演者だけでなく、ツアーの前座を務めるアーティストにも影響を及ぼしている。
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