米国興行成績『ゴジラxコング 新たなる帝国』が1位をキープ
『モンキー・マン』(日本公開未定)はデヴ・パテルの長編監督デビュー作で、インドを舞台にしたジョン・ウィック風の復讐スリラーとして描かれている。
今週土曜日の推定によると、デヴ・パテルの長編監督デビュー作『モンキー・マン』は、米国内興行成績で『オーメン・ザ・ファースト』を退けるのに成功している。
とは言え、両作品とも予想より低調な滑り出しとなっている。
多くのフランチャイズがマンネリ化に苦しむ中、『ゴジラxコング 新たなる帝国』が1位の座を奪うことは、「モンスター・バース・シリーズ」にとって大きな勝利と言える。
しかし、『ゴジラxコング 新たなる帝国』における一つの問題は、作品が男性観客向けだということだ。
『オーメン・ザ・ファースト』は若い女性客の取り込みも狙っている。
映画祭で大絶賛を受けた『モンキー・マン』
ユニバーサルがジョーダン・ピールの「Monkeypaw Productions」と共に制作した『モンキー・マン』は、金曜日に410万ドルを獲得。
これは、予想される1050万ドルの初週末興行収入で2位に入る見込みである。
公開前に、ユニバーサルは1200万ドル〜1400万ドルの初週末収入を予測していた。
しかし、ピールの勧めで土壇場でスタジオ配給を確保し、マーケティングが短縮されたことを考慮すれば、1000万ドルは悪い数字ではない。
『モンキー・マン』はテキサス州で行われたサウス・バイ・サウスウエスト映画祭で初公開、観客、インフルエンサー、批評家から喝采を浴びた。
しかし、一般の観客の反応は少し控えめだった。
『モンキー・マン』は、金曜日のチケット購入者からB+のシネマスコアを獲得し、映画館退出調査では意見が分かれた。
また、映画評価サイトRotten Tomatoesのスコアは当初94%前後で推移していたが、その後86%に下落した。
『オーメン・ザ・ファースト』のスコアは81%とで、それほど差はない。
ハヌマーンの神話にインスパイアされたストーリー
パテルの映画は、強さと勇気の象徴であるハヌマーンの神話と、ジョン・ウィックシリーズにインスパイアされている。
パテルは監督に加えて、ゴリラのマスクをつけた主人公を演じている。
主人公は地下の闘技場で細々と生活している中、母親を殺害した富裕層に潜入し、復讐を果たす方法を発見する。
その過程で、彼は街の貧しい人々や無力な人々を救うことにもなる、というストーリーだ。
『オーメン』(1976)の前日譚『オーメン・ザ・ファースト』
リチャード・ドナーの1976年の映画の前日譚である『オーメン・ザ・ファースト』は、金曜日に320万ドルを獲得。
週末の興行収入は830万ドルと予想されている。
『ゴーストバスターズ / フローズン・サマー』に次ぐ4位になる可能性が高い。
『カンフー・パンダ4』と接戦を繰り広げているとの見方もある。
主人公はカトリック教会に仕える人生を始めるためにローマに送られた若いアメリカ人女性ネル・タイガー・フリー。
自分の信仰に疑問を抱かせる暗闇に遭遇し、悪の化身の誕生をもたらす恐ろしい陰謀を暴くというストーリーだ。
監督はアーカシャ・スティーヴンソン。そして、ティム・スミスとキース・トーマスとの共同脚本だ。
映画はデビッド・セルツァーが生み出したキャラクターに基づいている。
キャストにはタウフィーク・バーホム、ソニア・ブラガ、ラルフ・イネソン、ビル・ナイも名を連ねている。
上映劇場、日本公開予定
米国外では、今週末、『オーメン・ザ・ファースト』がほぼすべての主要市場で公開されるのに対し、『モンキー・マン』は北米公開に合わせて27の市場から始まり、ゆっくりと展開していく予定だ。
ちなみに、『モンキー・マン』の日本公開は未定。
『オーメン・ザ・ファースト』は4月5日、既に日本でも公開されている。上映劇場はこちら。
『ゴジラxコング 新たなる帝国』は4月26日日本公開予定だ。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
編集・翻訳:山口 京香 / Kai Yamaguchi
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