ジョディ・フォスター、『タクシードライバー』のオスカーノミネートが「私を守った」──子役時代のハリウッドを回想
名優ジョディ・フォスターが、子役時代のハリウッドでの経験を振り返り、映画『タクシードライバー』(1976)でのアカデミー賞ノミネートが、自身を性的被害から守る「盾」になっていたと語った。
フォスターは、米NPRのラジオ番組「Fresh Air」のインタビューで、幼少期から映画業界で働くなかで感じてきたことを率直に明かしている。
「自分はどうして守られたのだろう、と何度も考えてきました」と彼女は語る。「もちろん、マイクロアグレッション(小さな差別的言動)はありました。職場にいる女性なら誰でも経験するような、ミソジニー的なものです。でも、あのような“最悪の体験”からはなぜか距離があった」
フォスターがたどり着いた答えは、「早くから“力”を持っていたこと」だったという。
「12歳になる頃には、ある程度の力を持っていたと思います。初めてオスカーにノミネートされた時点で、私はもう“別のカテゴリー”の人間だった。手を出すには危険すぎる存在だったんです。もし何かあれば、相手のキャリアを台無しにすることもできたし、“やめて”と声を上げることもできた。だから私はターゲットにならなかった」
ジョディ・フォスターは1965年、3歳で芸能活動を開始。マネージャーでもあった母エヴリン・“ブランディ”・フォスターのもと、テレビ出演を重ね、マーティン・スコセッシ監督の『タクシードライバー』で、若くしてアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。以降、『フリーキー・フライデー』や『ダウンタウン物語』など、10代の頃から話題作に出演している。
またフォスターは、自身の性格も影響していたのではないかと分析する。
「私は感情を前面に出して生きるタイプではありません。物事に“頭から”向き合う人間なんです。だから感情的に操作されにくい」
「加害者は、相手が若く、弱く、力を持っていないほど操りやすくなります。私はこの仕事を通じて、感情をコントロールする術を身につけてきました。それが私を強くしてくれたのだと思います」
フォスターはその後、『告発の行方』(1988)で初のアカデミー主演女優賞を受賞。さらに『羊たちの沈黙』(1991)でも同賞を獲得し、現在は2度のオスカー受賞を誇る俳優として確固たる地位を築いている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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