「Sicko Mode」生んだプロデューサーが29歳で死去 ── トラヴィス・スコット、ドレイク作品支えたヒットメーカー
トラヴィス・スコットの大ヒット曲「Sicko Mode」や、ドレイクとの数々のヒット作で知られる音楽プロデューサー、テイ・キースが死去した。29歳だった。
米ナッシュビル警察は現地時間19日、テイ・キースことブライタヴィアス・チェンバーズ(29)がナッシュビル市内の自宅アパートで死亡しているのが発見されたと発表した。警察官が安否確認のため訪問した際に発見されたという。
警察によると、現時点で事件性は認められておらず、死因は司法解剖の結果を待って判断される見込みだ。
テイ・キースは2010年代後半以降のヒップホップシーンを代表するプロデューサーの一人として活躍。トラヴィス・スコットやドレイク、21サヴェージらとのコラボレーションを通じて数々のヒット曲を世に送り出した。
テイ・キースとは? ── トラヴィス・スコット「Sicko Mode」で世界的成功を収めたプロデューサー
テイ・キースが世界的な注目を集めたのは、2018年にリリースされたトラヴィス・スコットの「Sicko Mode」だった。
同曲はアルバム『アストロワールド』に収録され、全米チャートを席巻。「Sicko Mode」でグラミー賞最優秀ラップ・ソング賞にノミネートされ、テイ・キース自身にとって初のグラミー賞候補作品となった。
その後も、21サヴェージとドレイクによるヒット曲「Rich Flex」で再びグラミー賞にノミネート。短期間でヒップホップ界を代表するプロデューサーへと成長した。
彼が手がけた代表曲には以下のような作品がある。
- トラヴィス・スコット「Sicko Mode」
- ドレイク「Nonstop」
- 21サヴェージ&ドレイク「Rich Flex」
- セクシー・レッド「Poundtown」
- マイリー・サイラス「Mother’s Daughter」
さらに、ビヨンセ、エミネム、リル・ベイビー、ガンナ、メトロ・ブーミン、DJキャレド、カーディ・B、カニエ・ウェストらの作品にも参加しており、その活動はヒップホップの枠を超えて広がっていた。
テイ・キースの経歴 ── メンフィスから世界的プロデューサーへ
テイ・キースは米テネシー州メンフィス生まれ。
10代の頃からビート制作を始め、自身の楽曲をYouTubeや音楽配信サイトへ投稿していた。14歳のときにラッパーのブロックボーイJBと出会い、共同制作を開始。地元シーンで頭角を現した後、全米規模の成功をつかみ取った。
重厚な808ベースと攻撃的なドラムサウンドを特徴とする彼のスタイルは、2010年代後半から2020年代前半にかけてのサザン・ヒップホップを象徴するサウンドの一つとなった。
最後まで第一線で活躍していたヒットメーカー
近年もテイ・キースは精力的に活動を続けていた。
直近では、ジャック・ハーロウとドージャ・キャットによる「Just Us」、トラヴィス・スコットの「4×4」、そしてミーガン・ジー・スタリオンのアルバム『Megan』収録曲「Broke His Heart」などの制作に参加している。
29歳という若さでの突然の訃報は、ヒップホップ界に大きな衝撃を与えている。
「Sicko Mode」や「Rich Flex」など数々のヒット曲を生み出したテイ・キースは、現代ヒップホップを代表するプロデューサーの一人として音楽史にその名を刻んだ。その功績は今後も多くのリスナーやアーティストに語り継がれていくだろう。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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