Netflix『ビッグ・チキン』配信へ 28日間フライドチキン生活で健康と食品産業を検証
Netflixは、イギリスのコメディアン、モー・ギリガンが28日間にわたりフライドチキンだけを食べ続ける実験に挑む新作ドキュメンタリー『ビッグ・チキン:ア・ファスト・フード・コンスピラシー(原題:Big Chicken: A Fast Food Conspiracy)』を8月5日より米配信する。食生活の変化による身体への影響だけでなく、世界的なフライドチキン消費を支える食品産業や文化的背景にも迫る内容となっている。
Netflix新作『ビッグ・チキン』、28日間フライドチキンだけを食べ続ける実験
Netflixが発表した『ビッグ・チキン:ア・ファスト・フード・コンスピラシー』は、モー・ギリガンが1日3食、28日間にわたりフライドチキンのみを食べ続けるという実験を軸にした長編ドキュメンタリーだ。
制作は、『ルイ・セロー: “マノスフィア”の深層にあるもの』を手がけた制作会社Mindhouse。Netflixは本作を「大胆な実験」と位置づけており、ギリガンにとって初のNetflixオリジナル・ドキュメンタリー出演作となる。
作品では、南ロンドンからアメリカへと旅をしながら、フライドチキンの歴史や世界的な人気の背景を探る。ファストフードチェーンや大規模養鶏産業などを取材し、私たちの食生活や健康、さらには環境へ与える影響を検証していく。
また、ブラック・ブリティッシュ(英国生まれ・育ちの黒人)であるギリガン自身の視点から、フライドチキンを巡る人種的ステレオタイプや文化的なイメージ、広告表現についても掘り下げるという。
『スーパーサイズ・ミー』との共通点も話題に
本作のコンセプトから、多くの人が思い浮かべるのが2004年公開のドキュメンタリー映画『スーパーサイズ・ミー』だ。
故モーガン・スパーロック監督は同作で30日間マクドナルドの商品だけを食べ続け、自身の体調変化を記録。体重増加やコレステロール値の上昇、脂肪肝などを経験したことが大きな話題となり、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にもノミネートされた。
その後、スパーロック監督は2017年に続編『スーパーサイズ・ミー:ホーリーチキン !』を発表。こちらは自身がフライドチキン店を開業し、養鶏・ファストフード業界の構造を調査する内容で、今回のNetflix作品との類似性も指摘されている。
これについて米『ハリウッド・リポーター』がNetflixにコメントを求めたものの、現時点で回答は得られていない。
健康だけでなく食品産業や文化にも焦点
一方で、『ビッグ・チキン:ア・ファスト・フード・コンスピラシー』は『スーパーサイズ・ミー:ホーリーチキン !』とは異なり、ギリガン自身がフライドチキンを食べ続けながら、その消費を支える社会的・経済的な仕組みを取材する構成となっている。
健康への影響を記録するだけでなく、現代の大量消費社会や食品産業の実態、さらに文化やアイデンティティとの関わりまで多角的に描く作品として注目を集めそうだ。米配信開始は8月5日。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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