ヒラリー・クリントンが政治ポッドキャスト開始、カラ・スウィッシャーと米中間選挙を議論
ヒラリー・クリントン元米国務長官と、ベテランジャーナリストのカラ・スウィッシャーが、政治をテーマにした新たなポッドキャスト番組『ハイ・ステークス(原題:High Stakes)』を立ち上げる。Vox Mediaとのパートナーシップにより、2026年10月14日に配信を開始。11月3日の米中間選挙を前に、生活費や医療、テクノロジーなど、米国社会が直面する重要課題を取り上げる。
ヒラリー・クリントンとカラ・スウィッシャーがポッドキャストで政治を議論
『ハイ・ステークス』は、スウィッシャーがホストを務めるポッドキャスト『オン・ウィズ・カラ・スウィッシャー(原題:On With Kara Swisher)』の新たなシリーズとして始動する。同番組の通常配信に加わる週3本目のエピソードとして、毎週水曜日に配信される予定だ。同番組は、米誌『ニューヨーク・マガジン』とVox Mediaのポッドキャストネットワークが展開している。
番組では、生活費の高騰や医療、テクノロジーといった幅広い政治・社会問題を取り上げ、異なる立場からの意見も交えながら議論を深める予定だ。米中間選挙を前に、民主主義の現状や政策が人々の日常生活に与える影響について、多角的な視点から問題を掘り下げることを目指す。
クリントンは今回のパートナーシップについて、次のようにコメントしている。
「11月に向けて、私たちの国と世界にとって、これほど重大な局面はこれまでなかったと思います。人々は、私たちの民主主義で何が起きているのか、それが自分たちの家族にどのような影響を及ぼすのかについて、率直な対話を求めています。そのためのパートナーとして、カラ以上にふさわしい人はいません。議論や意見の応酬もあれば、たくさん笑える時間にもなることを願っています」
Vox Mediaとの協業拡大にも期待
Vox Mediaの共同創業者兼CEOであるジム・バンコフは、クリントンを同社に迎えることへの期待を表明した。
「世界をより良い場所にするために大きな影響を与え、何百万人もの人々にとって憧れの存在であるクリントン元国務長官を、メディア活動の新たな段階を迎えるにあたり、Vox Mediaに迎えられることを大変誇りに思います。彼女とカラは強い存在感を持ち、ホストとしても疑いようのない相性の良さがあります。このパートナーシップが今後どのように発展していくのか、楽しみにしています」
今回の番組は、クリントンとスウィッシャー、Vox Mediaによる今後の共同プロジェクトにもつながる見通しだ。
クリントンは2026年8月、スウィッシャーとスコット・ギャロウェイが共同ホストを務めるポッドキャスト『Pivot』にもゲストホストとして出演していた。
スウィッシャーは『ハイ・ステークス』について、次のように語っている。
「『Pivot』を思い浮かべてください。ただし、共同ホストが本物の専門家なのです。彼女は世界的なアイコンで、遠慮なく意見を述べ、リスナーにとって非常に価値のある視点をもたらしてくれるでしょう」
クリントンとスウィッシャーのメディア活動
クリントンは長年にわたり米国政治の第一線で活動してきたほか、作家としても知られる。著書には、1996年刊行の『それからのこと、あるいは子供たちが教えてくれること』や、回顧録『リビング・ヒストリー――ヒラリー・ロダム・クリントン自伝』(2003年)、『困難な選択』(2014年)、『WHAT HAPPENED 何が起きたのか?』(2017年)などがある。2020年には、iHeartRadioでポッドキャスト『You and Me Both with Hillary Clinton』を開始し、2023年まで配信した。
一方、スウィッシャーはデジタルジャーナリズムの分野で長年にわたり取材活動を続け、ポッドキャストの先駆者の1人として知られる。テクノロジー業界を題材にした回顧録『世界を壊したビッグテックの悪党ども―テック業界”ほぼ”全史の取材録』を執筆し、米『ハリウッド・リポーター』が選ぶポッドキャスト業界の重要人物リスト「Podcast Power Players」にも名を連ねている。
CNNでは、全6話のオリジナルシリーズ『カラ・スウィッシャー・ウォンツ・トゥ・リヴ・フォーエヴァー(原題:Kara Swisher Wants to Live Forever)』を手がけたほか、ライブツアーやイベントも開催している。なお、スウィッシャーは先日、CNNを離れる意向を明らかにしていた。年内に契約更新の時期を迎えることも背景にあるという。
Vox Mediaは、さまざまなジャンルのポッドキャストを展開している。犯罪を扱う『クリミナル(原題:Criminal)』、ニュース解説番組『トゥデイ・エクスプレインド(原題:Today, Explained)』、人間関係をテーマにした『ウェア・シュッド・ウィー・ビギン?(原題:Where Should We Begin?)』、元WNBA選手スー・バードによる『バーズ・アイ・ビュー(原題:Bird’s Eye View)』などに加え、法律や政治を扱う『ステイ・チューンド・ウィズ・プリート(原題:Stay Tuned with Preet)』や、テクノロジーをテーマにした『ウェーブフォーム(原題:Waveform)』なども展開している。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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