血まみれ姿の『スーパーマン』ティザー公開!「優しさがテーマの映画」2025年米公開
2025年7月公開の映画『スーパーマン』の予告編が公開。
冒頭シーンから、観客はどん底に落とされる。血まみれで傷だらけの彼が、吹雪の中で倒れているのだ。呼吸も苦しそうで、肋骨が折れているのかもしれない。
その時、地平線上に希望が見えたー彼の信頼できる友、クリプトの姿だ。「僕を家に連れてって」スーパーマンはクリプトに言う。
予告の中では、少年が「スーパーマン、スーパーマン」とつぶやくセリフも印象的だ。これは、脚本家ジェームズ・ガン監督が新作に込めたかった希望を指し示すセリフである。
1939年に誕生したスーパーマンは、何十年もの間、彼のモットーである「真実、正義、そしてアメリカンウェイ」を体現し、アメリカが世界にとって象徴しうる善きものの象徴として機能してきた。この考え方は、近年より複雑になってきており、DCは2021年にこのモットーを正式に廃止。「真実、正義、そしてより良い明日」に変更することになった。
月曜日にワーナー・ブラザースで行われたプレス向けの予告編発表イベントで、ガン監督は、スーパーマンがアメリカや世界のために象徴しうる良識をどのように映画に取り入れたのかと質問された。
「まさに「Take me home(家に連れて行って)」のすべてだと思います。冒頭のスーパーマンのボロボロ姿は、私たちの国そのものだと思います。私は人間の善良さを信じているし、この国のほとんどの人々は、イデオロギー的な信念や政治に関係なく、相手がどうであろうと、その相手がどうであろうと、最善を尽くして生きているし、善良な人間であろうとしていると信じている」とガンは答えた。
2013年の『マン・オブ・スティール』以来となるスーパーマンの単独映画として7月11日に公開されるこの作品。大きな責任と未来を背負っている。背景にあるのは、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの CEO、デビッド ザスラフによるDCの再構築。彼に雇われた、DC スタジオの共同責任者のガンとピーター・サフランにとって、『スーパーマン』は、今後のテレビ・映画の世界全体計画の基礎となる財産なのだ。DCの大本命プロジェクト、彼らはできることを全て行っている。
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予告編では、ネイサン・フィリオン演じるガイ・ガードナー/グリーン・ランタン、イザベラ・メルセード演じるホークガール、エディ・ガテギ演じるミスター・テリフィックなど、他のスーパーヒーローたちの姿も垣間見ることができた。
ガン監督は、昨年の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』で中心人物となったロケット・ラクーンなど、愛すべき動物たちをスクリーンに登場させることで知られている。
予告編にてクリプトは、コミックや他のメディアで何十年にもわたり描かれてきたイメージを覆す、レスキュー犬のようなバージョンで登場。予告編のイヌのシーンについて、ガン監督はこう語る:「予告編で見るよりも、クリプトにはもっとたくさんの魅力があるんだ」
映画のテーマを問われると「優しさについての映画だ」とガン監督は語った。
※本記事はオリジナル記事から抄訳・要約しました。翻訳/山中 彩果
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