ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリーの裁判で新展開――ワイナリー訴訟で“ピット有利”の判決
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーの離婚をめぐる裁判で、現地時間6月24日(水)、カリフォルニア州控訴裁判所はピットが有利となる判断を下した。
ピットとジョリーの一連の裁判は長期化しており、2人が離婚に至った経緯と、その後も続く両者の対立を改めて浮き彫りにしている。
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー、ワイナリー売却で深まる対立
ピットとジョリーは2008年、後に2人が結婚式を挙げることになる南フランスのワイナリー「シャトー・ミラヴァル」を購入した。当初、ジョリーは自身が保有する50%の持ち分をピットへ売却する予定だったが、交渉は決裂した。
その理由は、ピットが離婚に至るまでの虐待疑惑について公表しないことを条件に、秘密保持契約(NDA)の締結をジョリーに求めたためだ。この虐待疑惑には、2016年にプライベートジェット機内で起きた衝突も含まれている。ジョリーは、この際にピットが「頭をつかんで揺さぶった」「子どもの首を絞めた」「別の子どもの顔を殴った」と主張している。
ジョリーはこの条件を拒否し、ロシアの酒類業界の実業家であるユーリ・シェフレル氏と、同ワイナリーの持ち分50%を6,400万ドルで売却する契約を締結。これを受けてピットは2022年に提訴し、「互いの同意なくワイナリーの持ち分を売却しない」という口頭合意にジョリーが違反したと主張した。
ピットによる提訴の後、ジョリーは反訴を起こし、自身と子どもたちが受けたとするピットからの虐待について初めて詳しく主張した。ジョリーは2016年にプライベートジェット機内で起きた衝突について詳細に説明しており、その5日後に離婚を申請したとしている。
一方、ピットはこれらの疑惑を全面的に否定している。当時公表された声明で、ピット側の代理人は、「ジョリーは、自身の思い通りにならないことを理由に、当時の出来事について虚偽の情報を付け加え、説明を繰り返し書き換えている」と反論している。
またピットは、シェフレル氏についても「ジョリーと共謀してピットの権利を侵害し、買収を水面下で進めた」として訴訟の対象としている。
ピット側に追い風――控訴裁判所が一審を覆す
そしてこのたび裁判所は、ピットがシェフレル氏を提訴できるとの判断を下した。一審を担当したカリフォルニア州地方裁判所は、シェフレル氏について「この取引への関与は限定的で、単なる受動的な投資家にすぎない」として、訴訟の対象にはならないと判断していた。しかし控訴裁判所はこの判断を覆し、シェフレル氏が「同ワイナリー買収の取引において重要な役割を果たした」と判断した。
その根拠として、シェフレル氏が購入代金のうち3,900万ドルを自己資金で保証していた点を挙げた。裁判所は、「このような保証を行ったのは、取引に深く関与していたため」だと指摘している。
24日に公表された判決文には、「シェフレル氏が交渉を継続するかどうか、またその条件について最終的な決定権を有していたことを示す、強力な証拠がある」と記されている。
シェフレル氏は取引の過程で、ジョリーに3通の書簡を送っていた。そのうち1通では、自身の提案を受け入れたことへの謝意を伝え、「個人的な事情が複雑化しても取引は成立する」と保証していた。また別の書簡では、ピットとの間で生じた問題を理由に、購入代金の分割払いの延期をジョリーに求めていた。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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