ジョージ・ルーカス、悲願の美術館が誕生!「心が折れそうだった」17年越しの夢に込めた情熱
『スター・ウォーズ』シリーズを生み出した映画界の巨匠ジョージ・ルーカスが、ロサンゼルスに誕生する美術館「ルーカス・ミュージアム・オブ・ナラティブ・アート」の一般公開を現地時間9月22日に控え、開催されたプレス向け内覧会にサプライズ登壇した。
▼ジョージ・ルーカスの美術館が切り拓く「民衆のための芸術」

17年もの歳月と約10億ドル(約1,560億円)をかけて実現した大型プロジェクトについて、82歳を迎えたジョージ・ルーカスは率直な胸の内を明かした。「不可能を可能にすることには慣れていますが、今回はさすがに折れそうでした」と述べ、度重なるロケーション変更や行政手続き、コロナ禍による中断など、幾多の試練を乗り越えて完成に至った経緯を振り返った。
母校である南カリフォルニア大学の向かいに建つミュージアムは、宇宙船や雲を連想させるSF的な美しさを備えた巨大建築だ。約9,300平方メートルを超える広大なギャラリースペースに加え、2つの劇場や調査ライブラリー、レストランなどが併設されており、建築物としての存在感だけでも訪れる人々を圧倒する魅力に満ちている。
展示内容は絵画からコミック、映画ポスターまで多岐にわたり、ファインアートとポップカルチャーの垣根を完全に取り払った構成となっている。ルーカスは「物語をイラストで表現するアーティストたちを称えることには、非常に強い思いがありました。物語の多くは神話であり、現実ではありません。しかし、イラストがそれらを現実のものにしてくれるのです」と訴えた。
▼『スター・ウォーズ』を超えた文化の拠点へ

館内にはC-3POやダース・ベイダーの衣装、巨大なAT-ATの模型といった『スター・ウォーズ』の貴重な資料も並ぶが、それらは膨大なコレクションのほんの一部に過ぎない。愛や冒険、SFといった多彩なテーマごとに展示が組まれ、ノーマン・ロックウェルやバンクシーなどの名作と商業アートが同等に並び立つ空間が創出されている。
妻で共同設立者のメロディ・ホブソンが「民衆による、民衆のための美術館」と表現した通り、17歳以下は無料とするなど誰もが親しみやすい環境が整えられた。ルーカスは「絵と物語が合わさることで社会が形作られる」と語り、映画・アートファンの新たな聖地の重要性を主張した。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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