トム・クルーズ、『DIGGER/ディガー』の特殊メイクを6時間→1時間に短縮した方法とは?「黒板の前にスタッフを集めて……」
トム・クルーズの最新作『DIGGER/ディガー』は、クルーズが別人のような老人に変貌した姿で大きな話題となった。そんな特殊メイクの裏側について、クルーズが自ら語った。
『DIGGER/ディガー』はアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督によるダークコメディ映画で、クルーズは風変わりな石油王ディガー・ロックウェルを演じている。この主人公は、白髪で顔には深いしわが刻まれ、クルーズ本人よりも大柄な体格が特徴だ。
クルーズはトラビス・ケルシー&ジェイソン・ケルシー兄弟のポッドキャスト「New Heights」に登場。特殊メイクにかかる時間を大幅に短縮した工夫を明かした。
クルーズによれば、この特殊メイクには当初6時間を要していたという。しかし、過密な撮影スケジュールの中、十分な睡眠時間も確保する必要がある。
「少なくとも6時間は寝なければならない。撮影は1日12時間で、メイクに6時間かかるとなると、自由な時間はわずか2時間という計算になってしまう」とクルーズは説明した。
そこでクルーズは「特殊メイクの効率化」に向けた計画を立てた。黒板を用意し、特殊メイクの各パーツを装着するのにかかる時間をストップウォッチで計測したのだ。
クルーズが「いいか、6時間かかっているところを1時間未満にする」とメイクチームに説明したところ、スタッフからは「いや、無理です。絶対にできません」と返答されたという。そこで、「1時間未満は無理でも、もう少しだけ短くしてくれ」と提案。そして、パーツごとの装着時間を計り、何度も練習を重ねた。
その結果、目標は見事に達成された。
「スタッフはみんな『嘘でしょ?』という反応だった。急いでやったわけでもないのに、本人たちも気づかないうちに、目標を達成していたんだ」とクルーズは振り返った。
クルーズにとって、これは自身の仕事への姿勢を象徴する経験でもあった。
クルーズは、「あるシステムの内部を研究し、どうすればもっと効率的にできるかを考えるのが好きなんだ」と説明する。「映画制作でも、どうすればもっと良くできるか、どうすればもっと上手く準備できるか、常に考えている」と続けた。
クルーズは過去にも、コメディ映画『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』(2008年)で映画会社の重役レス・グロスマン役を演じ、大がかりな特殊メイクを施している。『DIGGER/ディガー』は同作以来、18年ぶりの“クルーズ大変身”が見られるとして、注目を集めている。
『DIGGER/ディガー』は10月9日(金)より全国の劇場で公開される。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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