ジーナ・デイヴィス、『テルマ&ルイーズ』のリメイクは「無意味」だと語る
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オスカー俳優のジーナ・デイヴィスが、1991年の名作映画『テルマ&ルイーズ』をリメイクすべきではない理由について明かした。
米『IndieWire』に対し、物語のアップデートは“無意味”だと語ったデイヴィスは、「30年以上経った今でも、他の作品よりも色褪せていません。私が出演しているからじゃなくて、本当に今でも通用する作品なんです。だから、リメイクは必要ありません。一体何の意味があるでしょうか?」と主張した。
リドリー・スコット監督作『テルマ&ルイーズ』は公開当時、大きな話題を呼んだ。2人の労働者階級の女友達が、レイプを阻止するために殺人を犯し、メキシコへ逃亡する姿を描いたロードムービーで、その衝撃的な結末は現代映画史に残る忘れられない場面の1つとなっている。
批評家の称賛やヒットにもかかわらず、男性優位主義や女性に定められた役割から脱却しエンパワーメントを見出す女性を描くテーマは、ジェンダーをめぐる議論を揺るがした。
デイヴィスは、現代のフェミニズムの名作が男性監督によって作られたことを誇りに思っているという。
「私はいつも、『テルマ&ルイーズ』を監督したのは男性だと言い続けています。男性を推すためではなく、“女性も男性もどんな作品だって監督できる”と伝えるためです。大切なのは、心を込めることですね。リドリーは実はかなりのフェミニストで、彼の会社を経営しているのも、働いてるもほとんど女性です。彼は女性を愛し、尊敬しています」
※本記事は英語の記事から抄訳・編集しました。翻訳/和田 萌
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