ビヨンセ、ビリー・アイリッシュ…米『ハリウッド・リポーター』が選ぶ2023年の洋楽ベスト10

シザ、ビヨンセ、ビリー・アイリッシュ 写真: DIMITRIOS KAMBOURIS/GETTY IMAGES; KEVIN MAZUR/WIREIMAGE; FRAZER HARRISON/GETTY IMAGES
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2023年の洋楽は、映画『バービー』の成功や世界を席巻したカロルGヴィクトリア・モネのめざましい活躍、そして未来のポップスター・タイラ(Tyla)なしには語れない。

その上、昨年にとてつもなく素晴らしいアルバムを発売したシザ(SZA)とビヨンセも。彼女たちは、2023年も決して眠らなかった。

以下、2023年の洋楽ベスト10を発表する。

1. シザ、“Snooze”

「あなたがいなければ、ここは家じゃない/あなたがいなければ、前に進めない」とシザが歌う現代のラブソング。赤ちゃんや小さい子どもがそのメロディーを口ずさみ、男性は自信満々にこの歌を歌う。世界中を1つにする“Snooze”は、シザが単独で作詞。ベイビーフェイスとレオン・トーマスが制作に参加し、胸を打つ完璧な楽曲を作り上げた。あなたは、この瞬間を決して寝過ごせないだろう。

2. ビヨンセ、“Cuff It [Wetter Remix]”

まさに2022年は、ビヨンセの年だった — 同じく2023年も。革新的な「ルネッサンス ワールドツアー」とともに、「クイーン・ビー」(Queen Bey)は“Cuff It”のセクシーなリミックスを届けてくれた。

3. ジョナス・ブラザーズ、“Vacation Eyes”

全員が30代になったジョナス・ブラザーズ。楽曲はアダルト・コンテンポラリー時代に突入。“Vacation Eyes”はソフト・ポップやヨット・ロック的で、まさに私たちが求めていたものだ。「アンクル・ポップ」(Uncle Pop)とでも呼んでおこう。

4. Doechii、“What It Is (Solo Version)”

最初に聴いた時点で、すぐにハマってしまう1曲。トリルビルのヒット曲“Some Cut”(2004)とTLCの“No Scrubs”(1999)をサンプリングし、Doechiiは軽快で期待を裏切らない歌詞を生み出した。

5. ヴィクトリア・モネ、“On My Mama”

2023年は、女性R&B歌手がラップの名曲の歌詞を組み替えて(フリップ)自分のものにするという傾向がみられた — そこに、クールな振り付けも加えて。産後うつを経験するなかでモネが書き上げたという“On My Mama”は、この曲にダンス・アンセム以上の価値を与えている — まさに、人生のアンセムだ。 

6. ビリー・アイリッシュ、“What Was I Made For?”

映画『バービー』の心に刺さる挿入歌で、アイリッシュ・フィニアス兄妹のアカデミー賞歌曲賞受賞は確約されている。彼らは何のために生まれたのか?(=What were they made for? )その答えは、曲を書き、歌い、世界中の人々と共有するためだ。

7. ザック・ブライアン feat. ケイシー・マスグレイヴス、“I Remember Everything”

ブライアンの心のこもった圧倒的なボーカルは、過去の恋愛物語を鮮明に描き出している。そこにマスグレイヴスの優しい声色が加わり、楽曲を支える。 “I Remember Everything”、それに尽きるだろう。

8. Mitski、“My Love Mine All Mine”

オスカーへのノミネート経験も有するソングライター、Mistuki。SNSで話題になったこの名曲から、文字通り愛があふれ出ていくのが分かるだろう。

9. カロルG × シャキーラ、“TQG”

2人のスーパースター + 過去の恋人についての圧倒的な歌詞 + 魅惑的な振付 = アイコニックなコラボレーション

10. タイラ、“Water”

新進気鋭の南アフリカ出身シンガー、タイラ。この最高にクールで心躍るアフロビート・ボップで、私たちの渇きを癒し続けてくれている。

選外佳作: サム・スミス、“Man I Am”; ルーク・コムズ、“Fast Car”; レオン・トーマス、“Breaking Point”; アレックス・ヴォーン with サマー・ウォーカー, “So Be It [Remix]”; Tyler Childers、“In Your Love”

※本記事は抄訳・要約です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌

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