ホーム » NEWS » スピルバーグ新作『ディスクロージャー・デイ』高評価続出

スピルバーグ最新作『ディスクロージャー・デイ』批評家から高評価相次ぐ Rotten Tomatoes支持率84%

/
スピルバーグ最新作『ディスクロージャー・デイ』批評家から絶賛相次ぐ Rotten Tomatoes支持率84%
『ディスクロージャー・デイ』より 写真:Universal Pictures and Amblin Entertainment
スポンサーリンク

スティーヴン・スピルバーグ監督の最新作『ディスクロージャー・デイ』が、海外メディアの批評家たちから高評価を受けている。エミリー・ブラントジョシュ・オコナーコールマン・ドミンゴコリン・ファースらが出演するSFスリラーで、全世界公開を前にレビューが続々と解禁された。

『ディスクロージャー・デイ』、批評家から高評価

『ディスクロージャー・デイ』は、知的生命体の存在を隠蔽してきた米政府の極秘計画をめぐる物語。戦争と破滅の危機が迫るなか、真実の公表を目指す少数の人々が巨大な権力に立ち向かう姿を描く。

脚本はスピルバーグ作品の常連であるデヴィッド・コープが担当。撮影監督ヤヌス・カミンスキー、編集サラ・ブロシャー、音楽ジョン・ウィリアムズら、長年のコラボレーターが製作陣に名を連ねている。

公開前時点で映画批評サイトRotten Tomatoesでは138件のレビューをもとに84%の支持率を獲得。Metacriticでも74点を記録している。

『未知との遭遇』や『E.T.』を想起させる作品との声

『ハリウッド・リポーター』のデヴィッド・ルーニーは、「現存する映画監督のなかで、映画の魔法をこれほど理解している人物はいない」と絶賛した。

同氏は本作について、『未知との遭遇』や『E.T.』との共通点を指摘しつつも、80歳を目前に控えたスピルバーグならではの成熟した視点が加わっていると評価。政府による秘密主義や情報操作といったテーマを通じて、『マイノリティ・リポート』を彷彿とさせる哲学的な問いを投げかけていると述べている。

また、「未知への恐怖が残酷さや搾取を生む」という寓意も読み取れる一方、本作の根底には希望や真実、共感、さらには精神性へのまなざしがあると分析した。

英メディアも称賛 「大人向けSF映画の復権」

『ガーディアン』のピーター・ブラッドショーは本作を「非常に楽しく、同時に途方もなく大胆なエイリアン陰謀アドベンチャー」と表現。ロズウェル事件やミステリーサークルといった有名な都市伝説を、真顔で扱うスピルバーグの手腕を評価した。

一方、『Empire』のダン・ジョリンは、本作は『フェイブルマンズ』に続き、スピルバーグの個人的な関心が色濃く反映された作品だと指摘。「スピルバーグの鼓動がすべてのカットから伝わってくる」と評している。

35ミリフィルムによる撮影やジョン・ウィリアムズの壮大な音楽にも触れ、「CG主体の大作が主流となった時代において、本格的な大人向け映画を思い出させる作品」と高く評価した。

さらに、列車を使ったアクションシーンについては、『インディ・ジョーンズ』シリーズ全盛期を思わせる迫力があると称賛している。

「スピルバーグらしさ」が色濃く反映された一作

『IndieWire』のデヴィッド・アーリッヒは、本作を「楽しくて少し風変わりな娯楽作」としながらも、その奥にある人間ドラマに注目した。

21世紀に入り社会の分断が進むなか、人々がなぜ互いに距離を置くようになったのかを、スピルバーグ自身が見つめ直している作品だと分析。『未知との遭遇』から約半世紀を経た今もなお、壮大なスペクタクルのなかで普通の人々を描き続ける監督の姿勢は変わっていないと評価している。

また、『Vulture』のビルジ・エビリも、本作をスピルバーグの極めて個人的な作品と位置づけた。『ジョーズ』以降もホラー的な感性を作品に取り込み続けてきた監督が、本作では「理解不能で恐ろしいもの」と向き合う人々の姿を描いていると指摘している。

一部では物語構成への指摘も

一方で、すべての批評家が手放しで称賛しているわけではない。

『The A.V. Club』のモニカ・カスティーヨは、野心的なテーマを評価しながらも、枝葉に広がる展開や長めの終盤によって物語の勢いがやや損なわれていると指摘。ただし、「スピルバーグ自身が長年にわたり極めて高い基準を築いてきたからこその評価」とし、本作も十分に楽しめる作品だとしている。

さらにBBCのニコラス・バーバーは厳しい評価を下し、登場人物や悪役描写に物足りなさを感じたと批判。それでも、スピルバーグ作品特有の純粋な楽観主義に共感できる観客であれば、より楽しめる作品になるだろうと認めている。

2026年最大級の注目作のひとつとして期待を集める『ディスクロージャー・デイ』。宇宙生命体との遭遇というスピルバーグの原点ともいえる題材に、現代社会への問題意識や人生経験を重ね合わせた意欲作として注目を集めている。

『ディスクロージャー・デイ』は、日本で10月1日(木)に全国公開される。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

【関連記事】

スポンサーリンク

類似投稿