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ジャン・レノ来日!日本で“自分自身”を語る理由を明かす──「日本にいると幸せ」 自叙伝的一人舞台『らくだ』記者会見レポート

ジャン・レノ来日! 日本で“自分自身”を語る理由を明かす──「日本にいると幸せ」 自叙伝的一人舞台『らくだ』記者会見レポート
ジャン・レノ 写真:The Hollywood Reporter Japan
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映画『レオン』などで知られる名優ジャン・レノが、自身の人生を語り、演じ、さらに歌うソロパフォーマンス『らくだ』の記者会見が4月22日(水)都内で行われた。

本舞台は2026年5月、東京芸術劇場を皮切りに全国ツアーを予定しており、長年“役を演じる”側にいた俳優が、“自分自身を語る”という新たな挑戦に踏み出す意欲作となっている。

ジャン・レノ「役ではなく自分の人生を語りたかった」

会見でジャン・レノは、本作の出発点について率直に語った。「これまで私は、他人が書いた役を演じてきました。でも、それは完全に自分ではない。だから、自分の人生を語りたいと思った

俳優としてのキャリアの中で、常に“誰か”を演じてきた彼にとって、本作は初めて“自分自身”を主題に据える試みとなる。その背景には、家族への思いもある。「まずは子どもたちに、自分がどこから来たのかを伝えたかった」

寡黙な父のもとで育ち、家族の歴史を十分に知らないまま大人になった経験が、この作品の根底にあるという。

ジャン・レノ
ジャン・レノ 写真:The Hollywood Reporter Japan

なぜ日本なのか──理屈では説明できない「感情」

創作の場として日本を選んだ理由について、レノは「説明するのは難しい」と前置きしながらも、約25年にわたる日本との関係性に言及した。「なぜ好きかは理屈ではない。香水のように、身体や心に入ってくるものなんです」「日本にいると幸せなんです」と日本への愛を明かすと、「自分が何者なのかを語る場所として、日本は自然な選択だった」と語り、日本への強い感情的なつながりを明かした。

タイトル『らくだ』に込めた自己像

本作のタイトルでもある“らくだ”についても、自身の内面を象徴する存在として説明する。「自分の内なる動物はらくだだと思った。ゆっくり進み、観察し、耐えながら生きる」

速さや華やかさではなく、時間をかけて積み重ねていく生き方。レノは「自分はワシのように飛ぶタイプではない」と語り、慎重に一歩ずつ進む人生観をこのタイトルに重ねた。

ジャン・レノ
ジャン・レノ 写真:The Hollywood Reporter Japan

スターではなく「ひとりの人間」として

本作では、映画スターとしてのジャン・レノではなく、あくまで“ひとりの人間”として舞台に立つことが重視されている。「ポスターの中の人物ではなく、人間としての自分を見てほしい」

舞台は語りだけでなく、音楽や歌を交えた構成となり、これまでスクリーンでは見せてこなかった表現にも踏み込む。俳優としての“完成形”ではなく、むしろ原点へと立ち返る試みと言えるだろう。

フランスと日本の共同制作が生む新たな表現

演出を手がけるラディスラス・ショラーは、本作について「非常にリスクのある挑戦」としながらも、その意義を強調する。「自ら書いたテキストを一人で語り、さらに歌うという行為は、俳優にとって大きな挑戦です」

本作はフランス人クリエイターと日本の舞台スタッフによる共同制作であり、日本の舞台技術の中で創作されることにも大きな意味があるという。音楽にはパブロ・ランティが参加し、ピアノの生演奏がレノの語りと歌を支える。

キャリアの“集大成”ではなく、新たな出発点

世界的な映画スターが、あえてミニマルな一人舞台に挑む本作。そこには、「俳優ジャン・レノ」ではなく「ひとりの人間」として観客と向き合いたいという明確な意志がある。

スクリーンでは語られることのなかった人生や記憶を、自らの言葉で紡ぐ『らくだ』。それはキャリアの総括ではなく、新たな表現へと踏み出す“出発点”となる舞台だ。

左からラディすらス・ショラー、ジャン・レノ、パブロ・ランティ 写真:The Hollywood Reporter Japan
左からラディスラス・ショラー、ジャン・レノ、パブロ・ランティ 写真:The Hollywood Reporter Japan

JEAN RENO SOLO PERFORMANCE『らくだ』

『らくだ』ポスター
『らくだ』ポスター

【出演】ジャン・レノ

【作】ジャン・レノ 【演出】 ラディスラス・ショラー

【東京公演】 2026年5月10日(日)~24日(日) 東京芸術劇場 シアターウエストほか、富山・兵庫・静岡・宮城・石川・高知・福岡・山口・京都・愛知・岡山での全国公演あり

https://www.jeanreno-rakuda.jp

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