A24、カンヌ話題作『Club Kid』世界配給権を獲得 Netflixらとの争奪戦制す
A24がカンヌ国際映画祭で注目を集めた新作『Club Kid(原題)』の世界配給権を獲得したことが明らかになった。ジョーダン・ファーストマンの長編監督デビュー作を巡っては、複数の大手配給会社が争奪戦を繰り広げていた。
A24、『Club Kid』世界配給権を獲得──カンヌ発の争奪戦を制す
本作『Club Kid』は、カンヌ国際映画祭「ある視点(Un Certain Regard)」部門で上映され、上映直後から高い評価を獲得。買い付け競争が本格化していた。
最終的にA24は、A24が主導する形で世界配給権を取得。フォーカス・フィーチャーズ、サーチライト・ピクチャーズ、Netflix、Mubiなど複数の主要インディー/スタジオを抑えたとされる。
カンヌでの上映後、各国のバイヤーが一斉に関心を示し、いわゆる“バイイングウォー(買い付け競争)”が発生していた。
ニューヨーク・クラブシーンを描くコメディ
『Club Kid』はニューヨークのクラブカルチャーを舞台にしたコメディ作品で、家族の再生を描くヒューマンドラマの要素も併せ持つ。
脚本・監督を務めたのはジョーダン・ファーストマンで、本作が長編映画デビューとなる。本人も主演を務めており、キャストにはカーラ・デルヴィーニュ、ディエゴ・カルバ、そして新星レジー・アブサロムらが名を連ねている。
物語は、クラブプロモーターとして放蕩的な生活を送ってきた主人公が、過去の一夜の出来事によって存在を知らなかった息子と再会し、人生の転機を迎えるというもの。ニューヨークのダンスフロアやナイトカルチャーを背景に、ユーモアと感情の両面から描かれる。
プロデューサー陣と製作体制
本作のプロデュースには、アカデミー賞受賞作『ANORA アノーラ』のアレックス・ココやゲイラン・コアが参加。
さらにTopic StudiosやStay Gold Featuresなどが出資・製作に関わっている。
配給権獲得はUTA Independent Film Groupが交渉を担当し、カンヌでのローンチはCharades Internationalが支援した。
『Club Kid』は今後、A24の国際ネットワーク外の地域については、各国の配給パートナーを通じて展開される見通しとなっている。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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