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『47RONIN』監督カール・リンシュ、Netflix詐欺事件で禁錮2年半 キアヌ・リーブスも情状酌量を要請

『47RONIN』監督カール・リンシュ、Netflix詐欺事件で禁錮2年半 キアヌ・リーブスも情状酌量を要請
カール・リンシュ 写真:John Sciulli/Getty Images
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『47RONIN』の監督として知られるカール・リンシュ被告が、NetflixとのSFドラマ企画をめぐる約1,100万ドル(約17億円)の詐欺事件で、禁錮2年6か月の実刑判決を受けた。米ニューヨーク・マンハッタンの連邦地裁は30日(現地時間)、リンシュ被告に対し、禁錮30か月と3年間の保護観察、およびNetflixへの約1,100万ドルの返還を命じた。

Netflix制作費約1,100万ドルを流用、詐欺事件で被告に実刑判決

リンシュ被告は、Netflix向けに制作予定だったSFシリーズ『ホワイトホース(原題:White Horse)』の制作資金として受け取った約1,100万ドルを、本来の制作目的ではなく高リスクの証券取引や暗号資産取引に流用したとして起訴されていた。

米連邦陪審は昨年、通信詐欺、資金洗浄、不正金融取引など複数の罪で有罪評決を下している。検察側によると、リンシュ被告は投資による利益を利用して、作品完成のために追加資金が必要だとしてNetflixを提訴したほか、高級車や高級品の購入にも資金を充てていたという。

連邦検察は禁錮5年を求刑していたが、裁判所は量刑ガイドラインの下限に近い判決を言い渡した。判決では、未治療の精神疾患が事件に一定の影響を与えた可能性が考慮された。

判決を下したジェド・ラコフ連邦地裁判事は、「不適切な投薬が影響した可能性はある」としつつ、「Netflixから多額の資金を得るために虚偽を重ね、それを資金洗浄などで隠蔽しようとした事実は明白であり、実刑判決は避けられない」と述べた。

家族や関係者が精神状態の変化を証言

リンシュ被告の精神状態に関する証言は、有罪判決後に裁判資料として提出された。

弟のダニエル・リンシュ氏は裁判所宛ての書簡で、「2019年頃から、兄の思考やコミュニケーション、行動に著しい変化が見られるようになった」と説明。「同年末には精神的な不調が明らかになり、メールの内容も現実的な判断力を失っていることを示していた」と記した。

幼少期からの友人で脚本家のマイク・サイド氏も、2020年にリンシュ被告がSNS上で新型コロナウイルスの問題を解決したと主張していたことに言及。本人との会話では、「神聖な存在と交信できる」と語っていたという。

また、元アシスタントのジェシー・ウォーフィールド氏は、「単なる奇行やストレスではなく、現実との断絶を目の当たりにしていた。それが後に起きたすべての根本原因だったと思う」と証言した。

『47RONIN』主演のキアヌ・リーブスも情状酌量を求める

リンシュ被告が監督した2013年公開の『47RONIN』で主演を務めたキアヌ・リーブスも、裁判所に情状酌量を求める書簡を提出した。

リーブスは、「私は精神科医でも心理学者でもない。しかし、同じクリエイターであり友人として、カールは物事の規模や構想を自ら拡大してしまい、その結果として関係者との対立を招いてしまう傾向があると感じている」と記した。

なお、リンシュ被告は『ホワイトホース』を完成させることなく、契約上支払われるべき追加制作費だとしてNetflixに対し1,400万ドル以上を請求していたが、昨年の仲裁手続きで敗訴している。Netflixは現在、関連訴訟で発生した440万ドル超の弁護士費用についても回収を求めている。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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