黒川想矢、韓国語で共演者の母からの手紙を代読 『3ミリの恋』初日に感涙のサプライズ
俳優の黒川想矢が11月6日、主演映画『3ミリの恋』の初日舞台挨拶に登壇した。会場となった東京・ユナイテッド・シネマ豊洲には、共演のキム・ジアン、荒木飛羽、早瀬憩、MEGUMI、チョン・ジニュン監督も出席。黒川は「ちょうど1年くらい前に撮影が終わり、やっと皆さんに届けられる。ちょっと寂しい思いもあるけれど、たくさんの人に見てもらえてうれしい」と、公開を迎えた喜びを語った。

本作は、佐賀県唐津市の高校生・タツヒコと、釜山からやって来た留学生ユンスルの国境を越えた淡い恋を描く。黒川は唐津での撮影を振り返り、ロケに使用した高校で行われた先行上映にも参加したことを明かした。「エキストラで出演してくれた同世代の皆さんと一緒に見て、直接感謝を伝えられた貴重な機会でした」と、地元の人々との交流を振り返った。

劇中では、キム演じるユンスルがタツヒコの「ツ」をうまく発音できず、「タチュヒコ」と呼んでしまう設定がある。黒川は「韓国の方は『ツ』の発音が苦手みたいなんですけれど、ジアンさんは上手で、わざと下手に言っているのが素敵だなと思った」と、キムの演技を称賛。これに対しキムは、「私自身は不自然だと思っていたけれど、監督は物足りなかったらしく『もっと下手に』という注文があった」と、撮影時のエピソードを明かし、笑顔を見せた。
『3ミリの恋』黒川想矢、釜山ロケで感じた日韓の絆「言葉や国境を越えて心でつながれる」

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釜山での撮影には、多くの韓国人スタッフも参加した。黒川は「エンドロールに日韓のスタッフが混ざっていて、違和感がなかった。こんなにもたくさんの人の手で作られたことも、この映画のテーマだと思うので、ものすごくうれしかった」と感慨深げにコメント。さらに、「歴史や文化の違いですれ違っていくけれど、海や言葉を越えて心のどこかでつながれるところを楽しんでほしい」と、作品に込めた思いを語った。

舞台挨拶では、キムの母親から娘へ宛てた手紙が届いていることもサプライズで発表された。韓国語を猛勉強中だという黒川が代読し、「私の娘がもっともっと笑って、これから幸せな日々が続くように、海の向こうからママが力いっぱい応援しています」というメッセージを読み上げた。最後まで読み終えると、キムは「一生懸命読んでくれてありがとう。十分伝わりました」と感謝を伝え、感涙した。
取材・記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元
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