ドラマ版『ハリー・ポッター』ペチュニア役も反論!J・K・ローリングのトランス観に「断固反対」
HBOによる『ハリー・ポッター』ドラマ版でペチュニア・ダーズリー役を務めるベル・パウリーが、原作者J・K・ローリングのトランスジェンダーをめぐる主張について、自身の考えを明かした。
▼『ハリー・ポッター』ドラマ版ペチュニア役、原作者に反論

ベル・パウリーが反対を示したのは、ローリングが長年発信してきたジェンダーをめぐる見解だ。ローリングは、性別は生物学的な性に基づくものだと主張し、性自認を法的な性別として認める制度や、トランス女性を女性専用の空間に含めることなどに懸念を示してきた。
パウリーは英『The Telegraph』のインタビューで、ローリングのジェンダーに関する意見には「強く反対する」と明言。「トランスコミュニティの人々には、安全と尊厳、敬意、そして完全な受容を得る権利がある」と語った。
一方で、パウリーは『ハリー・ポッター』そのものへの愛情は変わらないという。本を読んで育った世代であり、「魔法や不気味な世界観」が大好きだと説明。作品への思いとローリングの主張は切り分けて考えているようだ。
▼ドラマ版キャストから相次ぐローリングへの異論

ローリングは『ハリー・ポッター』ドラマ版の製作総指揮を務める予定だが、キャストから異なる意見が示されるのは今回が初めてではない。ハグリッド役のニック・フロストも昨年、「彼女には彼女の意見があり、私には私の意見がある」とコメントしている。
ダンブルドア役のジョン・リスゴーも、この問題をめぐって発言を変化させてきた。2025年4月にはローリングの主張について「なぜそれが問題になるのですか?」と語ったが、2026年2月にはローリングの姿勢を「理解しがたい」と表現。しかし、リスゴーは同年4月になると、ローリングの意見は「歪曲され、誤解されている」と再び発言。キャストをめぐる議論だけでなく、出演者自身の立場も注目を集めている。
▼スネイプ役や映画版キャストもそれぞれの立場

スネイプ役のパーパ・エッシードゥも、英国でトランスの権利を支持する公開書簡に署名している。ローリングは、エッシードゥがドラマから外されるとの臆測に対し、Xで「私には役者をクビにする権限はない」と否定した。
一方、映画版で主要キャラクターを演じたダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリントも、ローリングの見解に反対する姿勢を示してきた。ローリング自身もSNS上で3人の発言に言及し、両者の対立は続いている。
ドラマ版『ハリー・ポッター』は、原作小説1冊につき1シーズンを費やす形で物語を描く予定。シーズン1では『ハリー・ポッターと賢者の石』が映像化され、12月25日よりHBOで全米放送される(日本でのリリース日は未定)。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌
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