『アメリカン・ホラー・ストーリー』シーズン12がスタート キム・カーダシアンの役柄が明らかに

キム・カーダシアン、『アメリカン・ホラー・ストーリー:デリケート』
キム・カーダシアン、『アメリカン・ホラー・ストーリー:デリケート』写真: ERIC LIEBOWITZ/FX

<本記事は『アメリカン・ホラー・ストーリー』シーズン12第1話のネタバレを含みます。

ライアン・マーフィーとブラッド・ファルチャックが贈るヒットドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』(『AHS: Delicate(原題)』)シーズン12が開始した。同時に、シリーズへの復帰を果たしたエマ・ロバーツと共演するキム・カーダシアンの役どころが明らかになった。

『AHS: Delicate』は、シリーズで初めて小説を映像化。今シーズンの情報はほとんど公開されていなかったものの、物語はフェミニスト版『ローズマリーの赤ちゃん』と称される原作にインスピレーションを受けているという。ショーランナーのハリー・ファイファーは、“意欲的で、これまでとは一風変わったシーズン”と伝えていた。

FXの作品説明には、“どんな手を使っても妊娠を阻む邪悪な存在がいると思い込む女優(エマ・ロバーツ)の姿を描いた迫力満点のスリラー”と記述されている。

米Huluで21日に配信された第1話では、ロバーツ演じる有名女優・アナが採卵を終えた後にパブリシストのシボーン(キム・カーダシアン)と対面。カーダシアンは、凄腕の冷淡なパブリシスト・シボーン役として派手に登場した。

AHSシリーズの常連、デニス・オヘア演じる有名不妊治療専門医を訪れたアナに、“良いことに目を向けて。今のあなたの生活には、凄く沢山あるから”と興奮気味に伝えるシボーン。2人はIVF(体外受精)の支援グループで最初に出会い、シボーンのプロセスは上手くいかなかったが、現在も親友同士であり続けていた。

その間、アナの身に髪の毛が抜け落ちるなど奇妙な出来事が起きていた。やがて、謎の女性にストーカーされていると思い込むようになる。夫で業界人のデックス(マット・ズークリー)は薬の副作用が原因だと受け流すが、シボーンはアナの言うことに真剣に耳を傾ける。「コートニー・コックスが強盗に3度下着を盗まれても、警察は何もしなかった。“世間の目に晒されている女性は、嫌がらせを受けるのを求めているようなもの”と皆は考えている」と語り、“とにかく泣かないで。アンディ(・コーエン)に会う前に、顔を腫らすといけないから”とアナに笑いかけるシボーン。

コーエン(本人がカメオ出演)の番組に登場したアナは、観客の中に幽霊を見つけた様子で凍り付く。デックスが抱える新人アーティスト(アナベル・デクスター=ジョーンズ)は、亡き元妻アデラインに異常なほどそっくりだった。不安が高まるなかアナは夫になだめられ、胚移植も順調に進んだように思われた。第1話のラストは時系列が飛び、アナを襲った侵入者が鏡に血で書いたメッセージを残す未来のシーンが挿入された。

演技経験はある一方で、有名作品への本格的な出演は初めてのカーダシアン。米『デイリー・ビースト』は、“彼女の存在が『AHS: Delicate』の一番最高なところ”と称賛している。

継続中の脚本家・俳優同時ストによる制作遅延のため、新シーズンは2部構成。その他のキャストには、カーラ・デルヴィーニュ、ビリー・ロード、レスリー・グロスマン、アナベル・デクスター=ジョーンズ、ザカリー・クイント、MJ・ロドリゲスらが名を連ねている。

※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌

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