ブレンダ・ソング、Netflix『ランニング・ポイント』シーズン2を語る コービー愛と新たな挑戦
Netflixのコメディシリーズ『ランニング・ポイント』でアリ役を演じるブレンダ・ソングが、最新インタビューで作品への思いや自身のキャリアを語った。幼少期から俳優として活動を続けてきた彼女にとって、本作は“夢の企画”だったという。長年のバスケットボール愛から、ディズニー時代、そして新たな挑戦まで、その胸の内を明かした。
ブレンダ・ソングにとって『ランニング・ポイント』は“夢の企画”
ブレンダ・ソングは現在38歳。6歳でキャリアをスタートさせて以来、約32年にわたり俳優として活動を続けてきた。
Netflixの『ランニング・ポイント』で彼女が演じるのは、ケイト・ハドソン演じるアイラの右腕アリ。アイラは、プロバスケットボールチーム「ロサンゼルス・ウェーブス」を所有する一家の事業を率いることになる人物だ。

本作は、長年『ロサンゼルス・レイカーズ』のオーナーを務めてきたジーニー・バスの人生に着想を得ており、製作総指揮にはミンディ・カリング、アイク・バリンホルツ、デヴィッド・スタッセンが名を連ねる。
ソングは企画を聞いた瞬間から参加を熱望したという。
「とにかくこの作品に関わりたかった。PAでもアシスタントでもいい、何でもやるつもりだった」
ミンディ・カリング作品のファンだったことに加え、バスケットボールを題材にしていたことも大きかった。
コービー・ブライアントが育てたブレンダ・ソングのバスケ愛
ソングのバスケットボール愛は幼少期にさかのぼる。
父親と弟が熱心な『シカゴ・ブルズ』とマイケル・ジョーダンのファンだったことから、幼い頃から自然とバスケットボールが身近にあった。自身はデニス・ロッドマンの守備やハッスルプレーに惹かれていたという。
その後、1996年にコービー・ブライアントがドラフト指名されたことをきっかけに、『ロサンゼルス・レイカーズ』の熱狂的なファンになった。
「1996年から2016年まで、ほぼ毎年82試合を追っていた。テレビでも、ラジオでも、必ずチェックしていた」
しかし、コービーが現役を退いた時、その喪失感は大きかった。
「本当にショックで、数年間はバスケットボールから離れた。私にとって、以前と同じではなかった」
フットボールに目覚めたきっかけはマコーレー・カルキン
バスケットボールから距離を置いていた時期に、新たなスポーツとの出会いがあった。
きっかけは長年のパートナーであるマコーレー・カルキンだった。彼が大のスポーツファンであることはあまり知られていないが、ある朝、ソングが目にしたのは『ロサンゼルス・ラムズ』対『シアトル・シーホークス』の試合だった。
「“フットボールって何?”と思って見始めたら、そこから夢中になった」
その後、パンデミック期を機に再び本格的にNBA観戦へ戻ったという。
ちょうどその頃、所属エージェントから「ミンディ・カリングによるタイトル未定のバスケットボール企画がある」と聞かされる。ソングにとって、それはまさに理想的な知らせだった。
『ランニング・ポイント』で描かれる女性同士の関係
『ランニング・ポイント』シーズン2では、ソング演じるアリに大きな転機が訪れる。
長年支えてきた親友アイラが上司となったことで、アリはこれまでにない立場に置かれる。昇給を求める場面では、彼女が自分の価値を主張する姿が描かれる。
ソングは、この展開について次のように語っている。
スポーツ界のような男性優位の業界において、アリが昇給を求めること自体は本来それほど難しいことではない。しかし、相手が親友であるアイラだからこそ、そこに複雑さが生まれるという。
アリは長年、アイラを支える最大の理解者だった。ところが今、2人はこれまで経験したことのない関係性の変化に直面している。
「“自分はもっと評価されるべきだ”と声を上げるのは、今の時代でも簡単ではない。でも、その瞬間がとても好きだった」
ソングは、アリがメモカードを手にして話すシーンについても、「几帳面な彼女らしさが出ていて、とてもアリらしい」と振り返った。
ケイト・ハドソンとの共演
アイラ役のケイト・ハドソンとの関係性も、本作の大きな魅力のひとつだ。
ソングによれば、アリとアイラはこれまでぶつかったことのない2人だった。だからこそ、今回初めて本格的に衝突する展開は新鮮だったという。
「ケイトは最高の共演者だった」
ブレンダ・ソングがいま求める“新しい挑戦”

近年のソングは、キャリアの充実期を迎えている。
『The Last Showgir(原題)l』の後すぐに『ランニング・ポイント』の撮影に入り、その後はニッキー・グレイザー、フォーチュン・フィームスター、キム・カーダシアン共演、エヴァ・ロンゴリア監督によるNetflix映画『The Fifth Wheel(原題)』の撮影も終えた。
「昔から好きだったような大きなコメディに参加できたのは夢のようだった」
さらに近く、新たなインディペンデント映画の撮影も控えているという。
詳細は明かせないものの、『ランニング・ポイント』とは180度異なるシリアスな作品で、脚本・監督自身の実体験をもとにした物語だという。
「まだ誰にも見せたことのない自分を見せられる作品になりそう。すごく緊張しているけれど、それが今の自分には必要だと思っている」
長年キャリアを重ねてきた今だからこそ、ソングは「現場で緊張したい」と語る。
「約35年やってきて、ようやく昔夢見ていたようなチャンスが来ている。今はどんなことにも挑戦できる準備ができている」
デヴィッド・フィンチャーから受けた忘れられない助言
ソングはこれまで、キャスティングにおいて先入観と向き合うことも少なくなかったという。
とりわけ、ディズニー作品に多く出演していた時期は、そのイメージが強くつきまとった。
『ソーシャル・ネットワーク』出演時、彼女は監督のデヴィッド・フィンチャーに「なぜ自分を起用したのか」と尋ねたことがある。
その時、フィンチャーはこう答えたという。
「もし誰かが、君がその場でやっていることではなく、過去にやったことだけで判断するなら、そんな相手とは仕事をしなくていい」
この言葉は、ソングにとって今も忘れられない助言となっている。
ブレンダ・ソングが語るディズニー時代と表現の変化
ソングは、自身がキャリアを積み始めた頃のハリウッドを振り返り、ディズニー・チャンネルの先進性にも言及した。
当時はまだ、アジア系アメリカ人の若い俳優が主演として作品の中心に立つ機会は多くなかった。しかしディズニーでは、その試みが早い段階から行われていたという。
『カンフー・プリンセス・ウェンディー・ウー』について、彼女はこう語る。
「まもなく公開から20年になると聞いた。あれは私にとって初めてタイトルロールを務めた作品だった。ルーツや文化について語る作品は、当時まだ珍しかった」
近年は、多様な人種、年齢、体型の俳優がスクリーンに映し出される機会が増えてきた。
「メディアは、本来の世界の姿を映すべきもの。まだ道半ばだけれど、確実に前に進んでいる」
いまは母親となったソングにとって、そうした変化はより大きな意味を持っている。
「進歩している限り、それが何より大事だと思う」
そして最後に、彼女はあらためてこう振り返った。
「今になって思う。ディズニー・チャンネルは、本当に時代の先を行っていた」
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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