ナタリー・ポートマンがモデル?レイチェル・カスク新作小説に憶測広がる「主人公の経歴がそっくり」
作家レイチェル・カスクの新作小説『Life of M(原題)』が、俳優ナタリー・ポートマンをモデルにしているのではないかとして、注目を集めている。
この見解を示したのは、コラムニストのヴァレリー・スティヴァース。スティヴァースは英『UnHerd』誌で、カスクの新作『Life of M』が、ポートマンを思わせる主人公を描いた「薄いベールに包まれた肖像」だと指摘した。ポートマンはカスクと親交があり、長年の愛読者でもあるだけに、「この作品を複雑な思いで受け止める可能性がある」と論じている。
ポートマンは映画『レオン』(1994年)のヒロイン・マチルダ役で映画デビューを果たし、子役としてキャリアをスタート。『ブラック・スワン』(2010年)では精神的に追い詰められていくバレリーナを演じ、アカデミー賞主演女優賞を受賞した。
小説『Life of M』は、世界的に有名な映画スター「M」と、“彼女の人生の記録”を依頼された女性作家を主人公とする物語。舞台はオリーブ畑やビーチ、リムジンのスモークガラス越しに見える華やかな世界で、名声に包まれた俳優の人生と、その裏にある現実が描かれる。
米出版社マクミランが公開しているあらすじでは、次のように紹介されている。
「映画スターの“M”は、現代で最もよく知られた俳優の一人だ。彼女は幼い頃から、至るところに姿を現してきた。これほどの名声を手にした彼女の人生は、自由そのものに見える。Mは一般的な世界に生き、友人と会い、子どもを学校へ迎えに行き、犬の散歩もする。しかし、現実のルールはどこかで消え去ってしまったようだ」
さらに物語は、「M」を理解したいと願う作家の視点から進んでいく。
「作家は“M”の本当の姿を知るため、彼女の人生を注視し始める。しかしMのそばにいると、自分が醜く、取るに足らない存在に思えてしまう。この特別な距離感は、どのような人生の真実を作家に見せてくれるのだろうか?」
パリ在住のスティヴァースは、刊行前の原稿を読んだと見られ、「Mの経歴に関する重要な設定は、ポートマンと一致している」と論じている。その上で、「物語の終盤では、俳優が完成した作品に“不満と裏切り”を感じたことが示唆されており、その点も実話に忠実だと思われる」と記している。
もっとも、ポートマンがカスク作品の熱心な読者であることはよく知られている。2021年に仏『ELLE』誌で公開された読書企画では、おすすめの一冊を尋ねられたポートマンがカスクの『アウトライン(原題:Outline)』三部作を挙げ、「周囲の人物を通して主人公が少しずつ浮かび上がってくる構成に驚いた」と語っている。
新作小説『Life of M』は8月25日(火)に発売予定だ。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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