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マックルモア、パレスチナ支援ツアー完走──エド・シーランの降板騒動を経て語った思い

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マックルモア、パレスチナ支援ツアー完走──エド・シーランの降板騒動を経て語った思い
2026年10月30日、ロンドンで開催された「Free Palestine Tour」に出演したマックルモア 写真:Zoe Rain
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米ラッパーのマックルモアが、パレスチナ支援を目的とした慈善コンサートツアー「Free Palestine Tour」の最終公演をロンドンで開催した。エド・シーランの米ツアーから出演を外された騒動にも触れ、「沈黙を続けるほうが、何かを言うよりも居心地が悪かった」と自身の思いを語った。

マックルモア、ロンドンでパレスチナ支援ツアー最終公演

マックルモアは10月30日(金)、ロンドンのOVOアリーナ・ウェンブリーで「Free Palestine Tour」の最終公演を開催した。会場には12,500人を超える観客が集まり、パレスチナへの連帯を訴えるマックルモアに大きな声援を送った。

今回の慈善ツアーは、マックルモアがパレスチナ支持を表明したことを受け、エド・シーランの米ツアー「Loop Tour」の出演者から外された騒動をきっかけに企画されたものだ。シーランは後に、マックルモアの出演を取りやめたのはプロモーター側の判断だったと説明した。会場側からは、マックルモアが出演する場合、公演自体を中止するとの意向が示されていたという。

こうした経緯を受け、マックルモアは自身で慈善コンサートツアーを企画。ロンドン公演には、アジャ・モネ、キュア・フォー・パラノイア、ダナ・サラハ、ネマシス、ルーカス・ジョーンズ、パロマ・フェイス、ローズ、シャディア・マンスール、ヴィック・メンサらが参加した。

さらに、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリをはじめ、マーク・ラファロ、スーザン・サランドン、ハビエル・バルデム、シンシア・ニクソン、メリッサ・バレラ、ジュリアン・カサブランカスらも登場。一部のゲストはリモートでメッセージを寄せた。

「沈黙を続けるほうが苦しかった」シーラン騒動にも言及

公演のステージ上でマックルモアは、シーランのツアーから出演を外された一件について言及した。

「何かを言うよりも、沈黙を続けるほうが私にとっては居心地が悪かった。声を上げることが勇敢だとは思わない。勇気ある行動だとも思わない。それは人間として当然のことだと思う。ガザの子どもたちは、私たちみんなの子どもだ。そこに隔たりはない」

さらに、会場に集まった観客に感謝を伝えた。

「今夜ここに来ることを選び、ソファから立ち上がり、人々とともに過ごし、思いを新たにし、愛が持つ力を感じようとしてくれた一人ひとりに感謝したい」

また、英国議会の上院にあたる貴族院の議員50人が、英国政府に公演の禁止を求めていたことにも触れ、「50人の議員が何を言おうと、これは地球上のすべての人間の平等をめぐる物語だ」と語った。

エド・シーランも騒動について説明

一方、シーランも先月、フィラデルフィア公演のステージ上で、マックルモアの出演取りやめをめぐる騒動について自身の考えを明かしていた。

「ファンを失望させたくありませんし、これまで活動家として音楽活動をしたいと思ったこともありません。しかし今回の件で、言論の自由と、世界で最も複雑な政治問題をめぐる重要かつ激しい議論の渦中に置かれることになりました」

さらに、イスラエルとガザをめぐる状況についても言及。2023年10月7日にイスラエルで起きた攻撃と、ノヴァ・ミュージック・フェスティバルへの襲撃は恐ろしいものであり、ユダヤ人が何世紀にもわたって経験してきた苦しみをさらに深めたと語った。その一方で、ガザで起きていることについては「壊滅的で正当化できず、不均衡なものだ」と述べた。

シーランは、ファンとの約束を守ることも自身にとって欠かせないと説明し、「だからこそ今夜は一人でここに立ち、現在のツアーを続けています」とコメントした。

また、会場側が出演者のパフォーマンス内容を事前に審査することへの懸念も示した。「世界各地で公演する際に、こうしたことは多くの場所で起きています。しかし、自由な世界では決してあってはならないことです」と訴えた。

収益はパレスチナの人々への人道支援に

ダブリン、パリ、ロンドンで開催された「Free Palestine Tour」の収益は、パレスチナの人々を支援する12の団体に寄付される。支援分野は、人道援助、医療、教育、権利擁護、政策改革、地域コミュニティの取り組みなど多岐にわたる。

ダブリン公演には、アイルランド出身のホージアや、北アイルランド・ベルファストを拠点とするラップトリオのニーキャップも出演した。さらに、シーランのバックバンドを務めていたアイルランドのフォークバンド、ビーオガ(Beoga)も、マックルモアへの連帯を示して「Loop Tour」から離脱し、同公演に参加した。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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