『ブレードランナー 2049』制作会社、AI著作権訴訟でワーナーと和解 テスラへの追及は継続
映画『ブレードランナー 2049』の制作会社アルコン・エンターテインメントは、著作権侵害の助長をめぐりワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)を相手取っていた訴訟において、同社と和解に達した。一方、テスラとイーロン・マスクCEOに対する訴えは続ける方針だ。
▼『ブレードランナー 2049』AI画像訴訟でWBDと和解

事の発端となったのは、2024年にWBDの撮影スタジオで開催されたテスラの無人タクシー発表会。テスラのイーロン・マスクCEOはイベント中、荒廃した都市を遠望する男性のAI生成画像を披露した。アルコン側は、この画像が作中でライアン・ゴズリングが演じた主人公のシーンを模倣し、作品の視覚的意匠を無断で利用したものだと主張した。
【画像】テスラのAI生成宣伝素材
Blade Runner 2049 maker sues Musk over robotaxi images https://t.co/wSaaeFFp1w
— BBC News (World) (@BBCWorld) October 22, 2024
アルコンはWBDに対し、著作権の直接侵害および他者の侵害行為を支援した寄与侵害を訴えていた。しかし裁判所は、WBDに発表会全般の作業を監視する義務はないと判断し、直接侵害の訴えを棄却。その後、両社は9月に共同で裁判の却下を申し立て、最終的な合意へと至った。
【画像】『ブレードランナー 2049』の劇中写真
‘Blade Runner 2049’ Producer Settles Lawsuit Against Warner Bros. Discovery Over AI Images https://t.co/HGDk7GHaA4
— The Hollywood Reporter (@THR) November 5, 2026
WBDとの係争が終結した一方で、アルコンはマスクCEOおよびテスラに対する法的追及を継続する方針だ。同社は、自社IPの価値保護に加え、マスクCEOの政治的・社会的な発言や主張と作品イメージが関連付けられることへの強い懸念を示している。
一方、テスラ側はAI画像の使用が著作権法上のフェアユース(公正利用)に該当すると主張している。発表会でマスクCEOは「あの人が着ているダスターコートは欲しいですが、救いのない終末的な世界はいりませんね」と発言。AI画像を通じてディストピア的未来を比喩的に批判し、自社の自動運転技術の価値を裏付ける意図があったとした。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
【関連記事】
- ハリソン・フォードの“常人離れ”した素顔とは?『ブレードランナー 2049』共演者が暴露
- 『ブレードランナー 2099』新たな米予告編公開!ミシェル・ヨー&ハンター・シェイファーが人類敗北後の世界へ
- SF映画のおすすめ13選!『ブレードランナー2049』ほかアクション超大作や、隠れた名作をご紹介
- 『エイリアン』新作映画が始動!リドリー・スコットは製作で参加、『レイズド・バイ・ウルブス』脚本家と再タッグ
- 『エイリアン:アース』シーズン2、ロンドンで撮影開始!サム・スプルエルら新キャスト3人も明らかに
