動画の再生回数が数倍に?YouTubeがカウント方法を変更――「稼げる基準」は変わらず
8月24日(月)より、YouTubeにおける動画の視聴回数のカウント方法が変更された。同社が先週発表した変更によれば、これまでの「視聴時間30秒以上」という基準に代わり、今後は「最初の1フレームから」視聴回数としてカウントされる。
新しい方式はショート動画機能「YouTube ショート」の仕組みに合わせたもので、今後、通常の動画とショート動画の算出方法は統一される。
これはTikTokやInstagram、Xなど、他のプラットフォームに近いカウント方法だ。この変更により、YouTube上で公開される視聴回数は大幅に増えると予想される。
例えば、今年3月に公開された『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の第1弾予告編は、公開から24時間で7億1,800万回という驚異的な視聴回数を記録したが、新基準が適用されていればこの数倍に達していた可能性が高い。
今後、動画の再生回数をチェックする際には、カウント方法が変更されたことを考慮する必要がある。
一方で、収益化を目指すクリエイターには、これまでと変わらず深いエンゲージメントが求められる。動画上に表示される視聴回数は全体的に増加するが、クリエイターが得られる収益を左右する指標は、公開視聴回数とは連動していない。
クリエイターが「YouTube パートナー プログラム」に参加して収益化の対象となるためには、引き続き「チャンネル登録者数1,000人以上」という条件に加え、YouTube ショートでは「有効な視聴回数」、長尺動画では「総再生時間」の一定の基準を満たす必要がある。
さらに収益の算出には、「エンゲージ ビュー」「エンゲージ総再生時間」と呼ばれる指標が用いられる。これは、動画を数秒以上再生し続けたユーザーを対象とするもので、ループ再生は含まれない。
テレビの視聴率が番組の成否を完全に反映するわけではないのと同様に、YouTube動画の公開視聴回数も、クリエイターやチャンネルの成否を完全に測る指標ではなくなったと言える。
公開される視聴回数の定義が変わっても、クリエイターにとって重要な「稼げるかどうか」を判断する指標が変わるわけではない。むしろこれまで以上に、表面上の数字と実際の収益力の違いが不透明になる可能性がある。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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