横浜流星&藤井道人監督『汝、星のごとく』で釜山国際映画祭に参加、横浜は充実の表情「映画愛を肌で感じることができた」
第31回釜山国際映画祭の「アジア映画の窓」部門で10月7日、『汝、星のごとく』が上映され、主演の横浜流星と藤井道人監督が参加した。
2人は10月6日のオープニングにも出席し、レッドカーペットを歩いた。横浜は「本当に熱気に包まれていて、皆さんの映画愛を肌で感じましたし、何より温かく迎えてくださってうれしかったです」と感激。藤井監督も「映画を愛している人たちが集まっていて、それを祝福しているような感じで凄く幸せな体験でした」と振り返った。

この日の上映は屋内のCinema 1と野外ステージで実施し、それぞれ400人、2,500人を超える観客が詰めかけた。共に上映後の舞台挨拶に登壇した2人は、「アンニョンハセヨ(こんにちは)」と韓国語で挨拶すると、会場は温かい拍手に包まれた。
瀬戸内海の島で出会った櫂(演:横浜流星)と暁海(演:広瀬すず)が、運命に翻ろうされながらも互いの思いを貫く15年を描く、凪良ゆうの同名小説の映画化。藤井監督は「凄く特別な思いで作ったと思います。高校生から30代になるまでの15年間というビジュアルを、メイクや撮り方までこだわりましたし、彼らが生きた瀬戸内と東京という場所の対比を作りたいと思って。映画の製作に携わってきたこの20年間の経験と技術の全てをこの作品に出し切りたいと思いました」と明かした。

横浜流星、『汝、星のごとく』で48キロまで減量した壮絶な役づくりを告白
小説を読んで映画化を熱望した横浜も、「誰よりもあの世界観を壊さないようにという気持ちを一番大切にしていました」と撮影を回想。15年の歳月を演じるに当たり、高校時代の62キロから、病に侵され最終的には48キロに減量する壮絶な役づくりをしたが、「決して自分1人の力ではなく、たくさんの方々の力添えがあって15年を生きることができました。携わった皆さまに非常に感謝しております」と語った。
しかし、「撮影中に監督から一度だけ怒られたことがありました」と告白。「櫂は多くの荒波にもまれて、凄く変化をしていく人物。最終的にはあまりにも体重を落としすぎて意識がもうろうとしてしまい、藤井監督の演出が一切理解できなかったことがありまして…反省しております」と自嘲し、会場を沸かせた。
上映後、横浜は「本当に短い時間だったんですが、皆さんの熱量に包まれて映画愛を肌で感じることができました。藤井監督と参加できたことに本当に大きな意味があると思いますし、一人でも多くの方に届いてほしいと思います。我々が込めた想いがしっかりと皆さまの心に届いたと感じられて、自信になりました」と笑顔。藤井監督も、「映画祭が持つ熱気を非常に感じて、映画を作って良かったなと思いました。また、こういう場所に戻ってこられるように頑張りたい」と意欲を新たにしていた。
映画『汝、星のごとく』は、10月9日に全国で公開される。
記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元
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