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“2人のトム・ホランド”が対面!俳優&歴史学者が『オデュッセイア』を語る――全編IMAX撮影の裏側とは?

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“2人のトム・ホランド”が『オデュッセイア』を語る
トム・ホランド(左:歴史学者)とトム・ホランド(右:俳優) 写真:Goalhanger
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クリストファー・ノーラン監督の新作映画『オデュッセイア』をめぐり、俳優のトム・ホランドと、“同姓同名”の歴史学者でポッドキャスターのトム・ホランドが対談を行い、ネット上で話題を呼んでいる。

同作でテレマコスを演じる俳優ホランドは、人気歴史ポッドキャスト「The Rest Is History」に出演し、歴史学者ホランドと対面。作品の壮大なスケールやIMAX撮影、映画における史実と神話のバランスなどについて語り合った。

“2人のトム・ホランド”が『オデュッセイア』を語る!「IMAXはごまかしが利かない」

同姓同名の2人はスパイダーマンのネットミームを再現するなど、すぐに打ち解けた様子を見せた。その様子はSNSで拡散され、大きな注目を集めた。

ポッドキャストの中で俳優ホランドは、自身が演じるテレマコスと母ペネロペ(演:アン・ハサウェイ)について、「『物語の現実的な側面』を担う存在だと考えている」と明かした。

一方で、「オデュッセウス(演:マット・デイモン)の物語は、神話そのものを体現している」とし、俳優ホランドは次のように語った。

「この物語は、長い年月をかけて語り継がれてきた。何百年もの間、文字ではなく口承で受け継がれてきたんだ。古代ギリシャには文字による記録がほとんど残されなかった時代があり、人々は“歌”としてこの物語を伝えてきた。だからこそ、クリス(ノーラン)がその神話的な部分で大胆な創作を加えている点がとても好きなんだ。史実や現実の境界を押し広げている。それこそが神話の本質だからね」

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トム・ホランド、『オデュッセイア』より 写真:Melinda Sue Gordon/Universal Pictures

2人は、映画史上初となる「全編IMAX撮影」についても語り合った。俳優ホランドは、「IMAXはまったく別次元の体験。舞台と映画では、演技の仕方が異なる。でも、通常の映画とIMAXの間には、それ以上の違いがある。IMAXでは何も隠せない」と説明する。

俳優ホランドによれば、超高解像度の映像ではわずかな表情や動きまで映し出されるため、「一切ごまかしが利かない」という。「逃げ場がまったくない。だからこそ、より繊細な演技が求められる。少しでもやり過ぎると、過剰に見えてしまう。でも、カメラと“調和する演技”を探る作業は楽しかった」とホランドは振り返った。

『オデュッセイア』をめぐる“ポリコレ論争”に歴史学者ホランドが反論

一方で、歴史学者のホランドは現在、『オデュッセイア』をめぐるイーロン・マスクとの論争の渦中にある。マスクは同作のキャスティングについて、多様性を意識した配役を批判するSNS上の声に同調。特に、ヘレネ役に黒人俳優のルピタ・ニョンゴが起用されたことなどを問題視している。ただし、原作であるホメロスの『オデュッセイア』は神話を題材とした文学作品であり、史実を描いた作品ではない。

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ルピタ・ニョンゴ 写真:Frazer Harrison/WireImage

ロンドンでの『オデュッセイア』プレミア上映に招待された歴史学者ホランドは、その後、批判的な声に対してXで反論。「実際に映画を観た人たちから、『オデュッセイア』はすばらしいという声が次々と届いている」と投稿した。

これに対し、マスクは「トム・ホランドはとんだ腰抜けだ」と応酬。しかし歴史学者ホランドは、「もう一度言う。『オデュッセイア』はすばらしい映画だ。“過度なポリコレだから”と観ないのは、自分自身が損をするだけだ」と改めて持論を展開した。

一方、ノーラン監督はこうした議論について冷静な姿勢を示している。英『デイリー・テレグラフ』紙のインタビューでは、「こういうことはつきものだ。映画を観る前に交わされる議論は、たいてい的外れ。なぜなら、誰もまだ作品そのものを観ていないのだから」と語っている。

『オデュッセイア』は9月11日(金)より日本で公開される。

※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。

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