『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』ネッドの“気になるラスト”をジェイコブ・バタロンが解説【※ネタバレあり】
※本記事には『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の重要なネタバレが含まれます。
トム・ホランド主演『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』でネッド・リーズを演じたジェイコブ・バタロンが、物語の結末について語った。ピーター・パーカーとの再会シーンについて、ネッドが本当に記憶を取り戻したのかは、観客それぞれの解釈に委ねられているとの考えを明かした。
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』ネッドはピーターを思い出したのか
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のラストで、ピーターはドクター・ストレンジ(演:ベネディクト・カンバーバッチ)の魔術によって、自分に関するすべての記憶を人々から消す決断をした。
その結果、親友のネッドや恋人のMJ(演:ゼンデイヤ)も、ピーターの存在を忘れてしまう。『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』では、ピーターが「メイナード」と名乗り、自分に関する記憶を失った2人と交流する姿が描かれる。
物語の終盤、ピーターは街の食料品店でネッドに再会し、初めて本名を名乗る。そして2人が握手を交わすと、長年続けてきた独特のハンドシェイクへと自然に移行。ネッドは「ピーター?」と口にし、親友の記憶がよみがえった可能性を示唆する。
しかしバタロンは、この場面に明確な答えはないと説明した。
「少し結末を開いたままにしているように感じます。もし単なる筋肉の記憶だったら? あのハンドシェイクだけを覚えていて、ピーターについては何も思い出していない可能性もあります。あるいは、その場でピーターが自分の名前を名乗ったから、ただ『ピーター』と繰り返しただけかもしれません」
「どう解釈するかは、観客それぞれに委ねられていると思います。ただ、わずかな気づきや、記憶の小さなきらめきのようなものはあったのかもしれません」
MJの記憶が戻らなかった理由
本作では、テレパシー能力を持つX-MENのキャラクター、ジーン・グレイ(演:セイディー・シンク)がMCUに登場する。
そのため、ジーンの能力によってネッドとMJの記憶が回復するのではないかと予想する声もあった。しかし、物語の終盤を迎えてもMJはピーターを思い出さないままだった。
バタロンは、記憶が簡単に戻らなかったことが、物語をより興味深いものにしていると語った。
「一番簡単な方法で問題が解決しないことが、物語にとっては良いことだと思います。すべてが簡単に進んでしまえば、葛藤も、感情的な痛みも、面白さも生まれません。だから、とても良い選択だったと思います」
また、脚本を読んだ時点でネッドとMJが記憶を取り戻すと予想していたかと聞かれると、「ソニーとマーベルの作品に長く関わってきたことで、期待を抑えることを学びました」と笑いながら答えた。
「また出演してほしいと思ってもらえたこと、ファンが僕の復帰を望んでくれたことに感謝しています。どんな物語や脚本であっても、その一員になれることがうれしいです」
スパイダー・トラッカーは次の『アベンジャーズ』につながる?
本作のポストクレジットシーンには、ネッドが開発した「スパイダー・トラッカー」が登場する。バタロンの声が使われたこのアプリは、スパイダーマン、あるいは別のスパイダーマンが地球外にいる可能性を示している。
この描写は、スパイダーマンが今後の『アベンジャーズ』シリーズに登場することを示唆しているとも受け取れる。しかし、バタロン自身も詳細を知らされていないという。
「僕が最高機密レベルの情報を知っていると思いますか? まさか」
さらに、「スパイダー・トラッカーの開発者なら、その技術が何に使われるのか知っているのでは」と聞かれると、笑いながらこう返した。
「僕がそんな情報を知っていると思いますか? そんなわけないでしょう」
撮影を中断して書き直した『ロード・オブ・ザ・リング』の場面
本作の序盤には、ネッドと覆面姿のスパイダーマンが『スター・ウォーズ』のレゴを組み立てながら、『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』のセリフを引用する場面が登場する。MJは、その様子を絵に描いている。
バタロンによると、このシーンは一度撮影したものの、自然な雰囲気に仕上がらなかったため、撮影を中断して内容を見直したという。
「前日に別のバージョンを撮影しましたが、これまで僕たちが作ってきたような自然さやリアリティーを感じられませんでした。その日は撮影を止めて、みんなでシーンのアイデアを出し合いました」
その後、監督のデスティン・ダニエル・クレットンと、撮影現場で脚本を担当していたジャスティン・クリツケスがシーンを書き直した。
「2人がその場面を修正し、映画で描かれている形に仕上げてくれました」
大人になったネッドを演じたジェイコブ・バタロン
本作では、ネッドとMJがMITで過ごした4年間も描かれる。ネッドは前髪のある髪形や、これまでより大人びた服装に変わり、高校時代とは異なる自信を見せる。
バタロンは、この変化について衣装チームの役割が大きかったと語った。
「自分の功績とは言えません。衣装部が、無理に見せることなく、僕たちを適切に年齢を重ねた姿にしようとしてくれました」
「大人らしい衣装を身に着けたことで、演技でも成長したネッドを表現する余地が生まれました。以前の高校生ではなく、本当に大人になったと感じられたので、衣装が大きな助けになりました」
また、長年にわたり親友を演じてきたトム・ホランドを、劇中では無視しなければならなかったことについては、「意外と簡単だった」と冗談交じりに振り返った。
「トムはよくふざけているので、無視するほうが簡単でした。これまでと同じ感情や楽しさはありましたが、そこからピーター・パーカーという1つの要素だけが欠けている状態でした」
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は現在、劇場公開中。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
【関連記事】
- 『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』セイディー・シンクの極秘役がついに判明!公開まで徹底して伏せられた理由とは【※ネタバレあり】
- 辛口批評のマンガ家フランク・ミラー、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』を絶賛!「ファンとしての夢が叶った」
- 【全14本】『X-MEN』映画ランキング!ウルヴァリン激闘の歴史と歴代傑作まとめ
- 『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』でハルクはなぜ人間に戻ったのか――予告編で話題に
- マーベル『アベンジャーズ』はどの順番でみる?公開順・時系列で解説|最新作『ドゥームズデイ』の情報も
