スパイダーマンが高級車BMWをジャック!前代未聞の“車載広告”にオーナーから批判殺到「法律で禁止すべき」
高級車BMWの車載ディスプレイに、突如として最新映画の広告が表示される事態が発生し、世界中のオーナーから怒りの声が殺到している。発端となったのは、ソニー&マーベルの新作映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』とBMWによるプロモーション企画だ。
▼BMWの車内画面に『スパイダーマン』広告が表示され海外で炎上

問題の広告は最新モデルを中心に表示され、エンジン始動時に映画のバナーが現れ、タップすると動画が再生される仕組みだ。高級車を購入したオーナーからは、「車を始動するたびにスパムを見せられる」と不満が噴出。ネット掲示板・Redditでは、「みんなが真似し始める前に法律で禁止すべき」「2,000万円も払ってCMを見せられるなんて」「まるでドラマ『ブラック・ミラー』の世界だ」と酷評されている。
【動画】車に乗ったらまずCM鑑賞?『スパイダーマン』×BMWの異例コラボ
NEW: BMW remotely pushed a Spider-Man movie ad onto customer vehicle dashboards, sparking outrage over unwanted in-car advertising. pic.twitter.com/oKugKqSxr6
— Valuetainment (@valuetainment) August 4, 2026
BMW側はプレスリリースでこの取り組みをドライバーへの「特別なサプライズ」と表現したが、ユーザーの反応は冷ややかだ。車内画面がエアコンやナビなどほぼ全ての機能を制御しているため、操作前に広告を見ざるを得ない構造も反発を強めている。これは、2014年にAppleがユーザーの許可なくU2のアルバムを全iTunesアカウントに強制追加し、世界中で猛反発を買った炎上劇とまったく同じ構図だ。
▼映画本編と連動した前代未聞のマーケティング手法

今回の広告表示は、映画本編との連動企画でもある。『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の作中では、トム・ホランド演じる主人公ピーター・パーカーが一般人のBMWに乗り込み、ドライバーが「スポーツモード」を起動するタイアップ描写が組み込まれている。
『007』シリーズのアストンマーティンをはじめ、映画に実在の車が登場すること自体は一般的だ。しかし、スクリーンの中にとどまらず、現実の車内ディスプレイへ映画の広告を配信する相互的なアプローチは極めて異例といえる。
しかし今回の施策は、BMW自身の過去の方針とも矛盾している。『TechSpot』の報道によると、2023年12月の業界座談会にて、同社の上級副社長は「コマーシャルを流すために画面を売るつもりはない。車内はプライベートな空間だ」と明言していた。撤回された形となったこの方針転換に対し、公式からの明確な説明はまだない。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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