『ゴジラ-1.0』海外評価が急上昇|米批評家が熱狂「ハリウッド版より優れている」理由
山崎貴監督による最新作『ゴジラ-1.0』の海外評価が、全米公開直後から急上昇している。米批評家からは「シリーズ最高傑作」「可能な限り大きなスクリーンで観るべき」といった絶賛の声が相次ぎ、Rotten Tomatoesでも高スコアを記録。
なぜ本作は、近年のハリウッド版ゴジラとは異なる評価を獲得したのか。
こうした反応は、『ゴジラ-1.0』の海外評価が単なる話題性ではなく、作品そのものの完成度によって支えられていることを示している。
『ゴジラ-1.0』海外評価が高い理由──米批評家が注目した3つのポイント
「『ゴジラ-1.0』は、単なる優れたゴジラ映画ではない」「スクリーンを飾ったゴジラ映画のなかでは、おそらく最高傑作だ」と『ReelViews』のジェームズ・バーラディネリ氏は見解を示した。
アメリカの批評家たちはこぞって、その驚くべきビジュアルや感動的な人間ドラマ、社会批評のメタファーとしての怪獣の描写を称賛している。
世界最大級のゲーム・エンタメ情報サイト『IGN Movies』では、「『ゴジラ-1.0』は時代考証に基づいたセットや、広大な海原を疾走するドローンショットを駆使し、予算以上の出来に思える。その上、怪獣の破壊シーンも印象的。巨大な軍艦がスクリーンを横切るショットは、それだけでIMAXで観る価値がある」と評価した。
「ゴジラ」シリーズ70周年イヤーに公開された『ゴジラ-1.0』は、日本国内で2000万ドル以上(約30億円超)を稼いでいる。(2023年12月2日時点)
米批評家が絶賛──『ゴジラ-1.0』がハリウッド版と決定的に違う理由
批評家たちの間では、特に近年のハリウッド制作シリーズと比べ、『ゴジラ-1.0』の方が好評を得ているようだ。
『ワシントン・ポスト』の映画評論では、「まさに魔法のような作品。そして、目の保養で、あらゆる意味での娯楽大作」と絶賛され、『トップガン マーヴェリック』は、独創的なアクションと感情移入できるキャラクターを組み合わせた映画に需要があると証明した。『ゴジラ-1.0』も同様で、おそらく“マーヴェリック”より優れている」と評された。
『デイリー・ビースト』誌は、「アメリカが制作してきたシリーズの出来にはムラがある。しかし、『ゴジラ-1.0』が証明しているように、日本人はゴジラの正しい使い方を知っている」とし、「人間とゴジラのバランスが巧み。さらに、社会政治的寓話を軽めにしつつ怪獣を優先させることで、ファンが続編に求めるものすべてを提供している」と評価した。
“可能な限り大きなスクリーンで観るべき”
『サンフランシスコ・クロニクル』は、「ゴジラの登場シーンは、視覚的・感覚的にとても印象的。今作の感情理解能力がもたらす効果は、このシリーズにずっと欠けていたものを提示してくれること。そして、クライマックスで涙を誘うことだ」と評した。
『The A.V. Club』では、「『ゴジラ-1.0』は、シリーズが目指してきたことを見事に成し遂げた。山崎氏が東京の瓦礫の中で人道主義的なメッセージを見出し、シリーズは新たな力を宿して帰ってきたのだ。今作はゴジラ映画としては上出来かもしれない。つまり、ゴジラにはまだ多くのパワーが残されているというわけだ」とコメント。
『ローリング・ストーン』では「『ゴジラ-1.0』は、怪獣映画の古典に立ち返った芸術的作品。そして、観客を泣かせる初めてのゴジラ映画だろう。可能な限り大きなスクリーンで観るべきだ」と
※今記事は要約・抄訳です。オリジナル記事はこちら。翻訳/和田 萌
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