歌手のオリバー・ツリーが死去、32歳 ブラジルでヘリ墜落事故の犠牲に
米国のシンガーソングライター兼プロデューサーのオリバー・ツリーが、ブラジルのリオデジャネイロで発生したヘリコプター墜落事故に巻き込まれ、32歳の若さで亡くなった。
▼人気歌手オリバー・ツリー、ブラジルでのヘリ衝突事故で急逝
『AP通信』および『CNNブラジル』が報じたところによると、事故は現地時間の6月14日午前、リオデジャネイロ南西部に位置するレクレイオ・ドス・バンデイランテスで発生。2機のヘリコプターが空中衝突し、オリバー・ツリーを含む計6名が犠牲になったという。
現地メディアによると、他の犠牲者にはアルゼンチン人の人気YouTuberガスパール・プリム、ルーカス・ヴィニャーレ、ルーカス・ブリト・シャヴェスの乗客3名と、パイロット2名が含まれている。現在、航空当局による衝突原因の詳しい調査が進められている。
ツリーは最新アルバムを引っ提げたワールドツアーの最中で、6月6日にはブラジルのサンパウロでパフォーマンスを披露したばかりだった。7月1日には、リスボンでの公演を控えていた。
▼ミームと音楽を融合させた唯一無二のキャリア
オリバー・ツリーは2016年、動画プラットフォーム「Vine」で頭角を現した。トレードマークのおかっぱ頭にオーバーサイズの80年代風ファッションに身を包んだキャラクター「ターボ(Turbo)」として強烈な印象を残し、同年リリースの楽曲「When I’m Down」の大ヒットを機に、2017年にアトランティック・レコードと契約を結んだ。
ツリーは、インターネット上のミーム(ネタ動画)を巧妙にマーケティングへと取り入れ、独自のプロモーションを展開してきた。これまでに『Ugly Is Beautiful』(2020)、『Cowboy Tears』(2022)、『Alone in a Crowd』(2023)、そして今年4月にリリースされたばかりの最新作『Love You Madly, Hate You Badly』にいたるまで、計4枚のスタジオアルバムを同レーベルから発表している。
【動画】大ヒット曲「Life Goes On」ミュージックビデオ
代表曲である「Life Goes On」はYouTubeでのミュージックビデオ(MV)再生回数が4億6400万回を超え、DJのロビン・シュルツとコラボレーションした「Miss You」も3億8200万回以上を記録するなど、動画ストリーミングプラットフォームを中心に爆発的なヒットを連発した。また、映像監督としても並外れた才能を発揮し、自身のMVの多くで自らメガホンを取り、演劇的で奇抜な世界観を作り上げていた。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。編集/和田 萌

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