ヘンリー王子主導の「インヴィクタス・ゲーム」に暗雲 ウガンダが“国王への忠誠”を理由に出場辞退か
ヘンリー王子が主導する負傷軍人のための国際スポーツ大会「インヴィクタス・ゲーム」に、思わぬ暗雲が立ち込めている。2027年に英バーミンガムで開催される大会への参加を表明していたウガンダが、発表からわずか2か月で出場辞退という驚きの決断を下したのだ。
▼ヘンリー王子の「インヴィクタス・ゲーム」ウガンダが電撃辞退
辞退を決めたのは、ウガンダ国軍トップであり大統領の息子でもあるムフージ・カイネルガバ国防軍司令官だ。カイネルガバ国防軍司令官は自身のX(旧Twitter)で、「チャールズ国王に反対していると誤解されたくない」とし、「国王陛下の承認がないものには一切参加しない」と辞退理由を説明した。
【画像】今年7月に参加を表明したウガンダを歓迎するヘンリー王子
辞退発表の直前には、ヘンリー王子夫妻が「公務を担う王族ではない」と明確にする書簡が王室からメディアへ共有されていた。英『タイムズ』紙は、カイネルガバ国防軍司令官が夫妻をめぐる騒動に不満を募らせていたと報じている。
ヘンリー王子夫妻に近い関係者は「一番損をするのは選手たちだ」と肩を落とす。一方ウガンダ政府報道官は「参加の可否は国防軍司令官が決めることであり、見直すなら本人が発表するだろう」と英『BBC』に語った。
▼ヘンリー王子の苦難、相次ぐ逆風と王室との深い溝

ヘンリー王子は今年8月、人権侵害疑惑に揺れるアフリカの野生動物保護団体「アフリカン・パークス」の理事を辞退したことがわかっている。イギリス帰国後もウィリアム皇太子との溝も深いままで、王室との関係修復は依然として見通せない。
また、英『ミラー』誌が実施した最新調査では、「夫妻はイギリス国民からの人気を取り戻せるか」との問いに、9割が「否」と回答している。
26番目の参加国として期待されていたウガンダの離脱は、開幕前からヘンリー王子肝いりの大会に影を落とす結果となった。
記事/和田 萌
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