クリストファー・ノーラン監督、ロマンティック・コメディは「信じられないほど難しい」 ホラーには意欲
『インターステラー』『インセプション』『ダンケルク』『オッペンハイマー』など、ジャンルを横断しながら独自の映像世界を築いてきたクリストファー・ノーラン監督。そんな彼にも、監督することを「怖い」と感じるジャンルがあるという。それは、ロマンティック・コメディだ。
クリストファー・ノーラン監督、ロマコメは「信じられないほど難しい」
ノーラン監督は、米NBCのトーク番組「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン」に初出演。最新作『オデュッセイア』について語るなか、司会のジミー・ファロンから「次は“簡単な”映画を撮るのはどう? クリストファー・ノーランのロマコメは?」と冗談交じりに尋ねられた。
これに対し、ノーラン監督はロマンティック・コメディについて「信じられないほど難しいと思います」と回答。
「そういう映画を見るのは大好きです。でも、コメディを監督する人や、コメディを演じる人たちが人を笑わせるというのは、世界で最も難しいことの1つだと思います」
さらに、コメディには大きなリスクが伴うと説明。「映画を見せて、観客が一部に反応しなかったとしても、『ああ、分かってもらえなかったんだ』と考えることはできます。でも、コメディにはそうやって隠れることができません」と語った。
そして、ロマンティック・コメディを監督する可能性については、「ああいう作品を撮るのは、怖いと思います」と率直に明かした。
『オデュッセイア』でホラー映画への意欲が高まる
一方で、ノーラン監督はホラー映画には関心を示している。『オデュッセイア』には、ホラー映画を思わせる場面も登場するが、同監督は最近のインタビューで、同作を手がけたことでホラー映画を監督したい気持ちが強まったかと問われ、「もっとやりたいという欲求が、かなり刺激されました」と答えた。
ただし、ホラー映画を手がけるには「すばらしいアイデア」が必要だという。
「ホラーというジャンルは、コンセプトの面から非常に慎重に取り組む必要があると、ずっと考えています。つまり、すばらしいアイデアが必要なんです」
ノーラン監督は、最近の作品として『オブセッション』を例に挙げ、「あの映画は本当にすばらしいアイデアです。ものすごく機能している」と評価。「技術的な部分や、自分がどんな技術的欲求を満たせるかではなく、重要なのはストーリーです。だから、いつも探しています」と語った。
ノーラン監督の最新作『オデュッセイア』は、ホメロスの叙事詩を原作に、マット・デイモン、トム・ホランド、アン・ハサウェイらが出演。日本では9月11日(金)に公開される。
※本記事は英語の記事から抄訳・要約しました。
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